アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
Avatar: The Way of Water
監督 ジェームズ・キャメロン
脚本 ジェームズ・キャメロン
ジョシュ・フリードマン
原案 ジェームズ・キャメロン
リック・ジャッファ
アマンダ・シルヴァー
製作 ジェームズ・キャメロン
ジョン・ランドー
出演者 サム・ワーシントン
ゾーイ・サルダナ
シガニー・ウィーバー
スティーヴン・ラング
ケイト・ウィンスレット
音楽 サイモン・フラングレン英語版
撮影 ラッセル・カーペンター
編集 デヴィッド・ブレナー
ジェームズ・キャメロン
ジョン・ルフーア
スティーヴン・E・リフキン
製作会社 20世紀スタジオ
ライトストーム・エンターテインメント
TSGエンターテインメント
配給 アメリカ合衆国の旗 20世紀スタジオ
日本の旗 ウォルト・ディズニー・ジャパン
公開 アメリカ合衆国の旗日本の旗 2022年12月16日[1][2][3]
上映時間 192分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語ナヴィ語
製作費 $350,000,000 - $400,000,000[4][5]
前作 アバター
次作 アバター3(仮)
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(原題: Avatar: The Way of Water)は、ジェームズ・キャメロン製作・脚本・監督による2022年アメリカ合衆国SF映画同年12月16日の日米同時公開を予定している。『アバター』の続編であり、全5作からなるアバターシリーズの2作目にあたる。前作の主人公であるジェイク・サリーとネイティリの子どもたちが新たな主人公となる。

あらすじ

設定

メトケイナ族や動物の一部は、アバター・フライト・オブ・パッセージに先行して登場している。

パンドラの動物

()内はパンドラ側の呼称。前作に登場した生物同様、地球の生物に比べて巨大だったり、複数の目、6本脚、複数の呼吸孔と蓋やフィーラーを持ち、胴体にも呼吸器官を持つ。

Tulkun
全長91.4 mに達する超巨大な海生生物であり、地球のクジラに似た姿と生態を持つ[6]。ナヴィに匹敵する高度な知能を持ち、自意識を認識しており、ナヴィとの交流も可能であり、高度な言語能力を持ち、独自の高度な文化を発達させる等並外れた生物種である[7]。その中には、メトケイナ族がTulkun達の生態から作成した「Tulkun Way」と称する殺生を禁ずる、ナヴィの歴史における最古の時代からの古代哲学があり[8]、Tulkun達とメトケイナ族は共にこの教義を共有している。
メトケイナ族からは非常に近い存在として扱われ、部族の各メンバーにはそれぞれ「魂の兄妹」と称されるTulkun達がいるとされる。本作にてパヤカンという若い雄がジェイクの息子ロアクを救い、彼と友情を持つ。
Tulkunの名前は、予定されているシリーズ第4作『The Tulkun Rider』の題名にも見られる。
イル
体長7mのプレシオサウルスを思わせる動物で、沿岸に群れを成して棲息している。イクラン同様、個体数が多い。
メトケイナ族を含む海洋民族にとっては、陸棲民族にとってのダイアホースにあたる乗騎である[9]
アバター・フライト・オブ・パッセージに登場している。
アクラ
ナルツァの類縁種だが、はるかに小型で、より狂暴でより捉えどころがないとされるサメの様な生物[9]
メトケイナ族にとっては文化的に重視され、彼等の持つナイフはアクラの歯をモチーフにしている。族長のトノワリは、アクラの歯から作られたネックレスを装着している。
スキムウィング(ツラク)
熱帯の海に生息する生物で、アリゲーターガーとトビウオを合わせた様な姿を持つ。トビウオ同様低空飛行が可能であり、その際尾は常に水中にあり、推進機関として使用する。パンドラの重力と大気成分によって、時速96km以上という速度を維持したまま際限なく飛び続けられる[10]
海洋民族にとっての乗騎種の一つであり、手練れのハンターや戦士が搭乗する。また、気まぐれなスキムウィングと絆を作ることはメトケイナ族にとって通過儀礼の一つである。

ナヴィ

メトケイナ族
海岸に住む海洋民族の一つ。水中生活に適応した結果、ヒレの様になった手足や尻尾、大きな青い目、等を含む数々の身体的特徴を持ち、体色を含め陸棲のナヴィとは異なる容姿を持つ。各々が独自のタトゥーを持ち、それぞれの人生を表現している。上記の通り「Tulkun Way」と呼ばれる哲学により殺生を禁ずる平和的な種族である。他の部族同様に通過儀礼を持ち、Tulkunに関する儀礼やスキムウィングを手懐けるもの等がある。
本作品の撮影場所の一つであるニュージーランドの先住民族マオリをモデルにしており、マオリ族の俳優達が実際に起用されている。マオリ族の文化や伝統がメトケイナ族の設定に活かされており、ハカをモチーフにした民族舞踊やモコ(タトゥー)をモデルにしたタトゥー等が取り入れられた[11]。その他、メラネシア人の意匠も取り入れられている[7]
上記の通り、予定されているシリーズ第4作の題名は『The Tulkun Rider』であり、これは有名なマオリの伝説である「Whale Rider」と非常に似ている。

キャスト

※括弧内は日本語吹替[12]

ナヴィ / アバター / リコンビナント
地球人(スカイ・ピープル)

この他にも、ヴィン・ディーゼルが出演する。

脚注

  1. ^ Avatar”. Twitter (2020年8月13日). 2020年8月23日閲覧。
  2. ^ The ‘Avatar’ Sequels Have Been Delayed Again, So I Guess Things Are Returning to Normal”. Collider (2020年7月23日). 2020年8月23日閲覧。
  3. ^ 『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』日本の公開日が日米同時12.16(金)に決定!ポスター&圧倒的“超現実”を切り取った場面写真解禁!”. 20世紀スタジオ. 2022年9月4日閲覧。
  4. ^ Chris Cabin (2017年9月30日). “The 'Avatar' Sequels "Will Be the Most Expensive Movies of All Time," According to Fox”. Collider. http://collider.com/avatar-sequels-budget/ 2017年10月3日閲覧。 
  5. ^ Pamela Mcclintock (2022年11月22日). “Box Office: ‘Avatar: The Way of Water’ Lands Coveted China Release”. The Hollywood Reporter. https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/avatar-the-way-of-water-box-office-china-release-1235268699/ 2022年11月22日閲覧。 
  6. ^ Scott Mendelson, 2022年, Why The ‘Avatar: The Way Of Water’ Trailer Debuted In Theaters First, フォーブス
  7. ^ a b Nick Romano, 2022年, James Cameron breaks down 4 key Avatar: The Way of Water scenes, エンターテインメント・ウィークリー
  8. ^ Ben Travis, 2022年, Avatar 2’s Aquatic Creatures Include Tulkuns, Skimwings, And The llu – Exclusive, エンパイア
  9. ^ a b PANDORA THE WORLD OF AVATAR - GUIDE TO THE FLORA & FAUNA OF THE VALLEY OF MO’ARA” (PDF). 2020年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月10日閲覧。
  10. ^ Ben Travis, 2022年, Avatar 2’s Aquatic Creatures Include Tulkuns, Skimwings, And The llu – Exclusive, エンパイア
  11. ^ Taroi Black, 2018年, Rotorua haka performers inspire Avatar 2 film, Te Ao Māori News
  12. ^ 『アバター』続編、吹替版に早見沙織・畠中祐・内田雄馬・内田真礼が参加 前作声優も続投”. シネマトゥデイ. 2022年11月29日閲覧。

外部リンク