尾崎隆
尾崎 隆 (おざき たかし) | |
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生誕 |
1952年9月9日 三重県亀山市 |
死没 |
2011年5月12日(58歳没) ネパールエベレスト |
国籍 | 日本 |
出身校 | 三重県立四日市中央工業高等学校 |
著名な実績 |
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配偶者 | 尾崎フレデリック |
受賞 | 第1回植村直己冒険賞(1996年) |
尾崎 隆(おざき たかし、1952年9月9日 - 2011年5月12日)は日本の登山家。三重県亀山市生まれ。
概要
1952年三重県亀山市にて3人兄弟の次男として生まれる。三重県立四日市中央工業高等学校入学後、山岳部に入部。卒業後就職。1972年にフランスで植村直己と10日間ほど自転車旅行を行った。ドリュボナッティ稜、グランドジョラス登頂。1974年10月「第2次RCC中部支部」に加入。
1980年世界初のエベレスト北壁からの登攀(とうはん)に成功。以後、数々の前人未到の記録を残し、8000メートル峰のスターと呼ばれた。世界の8,000m峰14座のうち7座の登頂に成功した。1983年ネパールカトマンズのフランス大使館に勤めるフランス人と結婚。1男1女を儲ける。
1996年ミャンマーの最高峰カカボラジ山(5,881m)に初登頂 。その年創設された植村直己冒険賞の第1回受賞者となった。
2011年エベレストの南東稜を登攀中、山頂下8,500m付近で死亡した。高山病が原因とされている。テレビ取材中の事故であり、尾崎の撮った映像は同年7月にTBS「The世界遺産」で放映された[1][2]。この映像が遺作となる[3][4]。
経歴
- 1952年 9月9日三重県亀山市に生まれる。
- 1964年 亀山市立亀山東小学校卒業
- 1967年 亀山市立亀山中学校卒業
- 1970年 三重県立四日市中央工業高等学校卒業
- 1972年 グランドジョラス[北壁](4,208m)登頂。
- 1977年 ブロードピーク(8,047m)登頂。
- 1979年 マッキンリー[南壁](6,194m)登頂。
- 1980年 エベレスト[北壁](8,848m)に重広恒夫と共に登頂。北壁からの登頂は世界初。
- 1981年 マナスル(8,156m)無酸素登頂。
- 1983年 ローツェ(8,516m)登頂。
- 1984年 カンチェンジュンガ(8,586m)登頂。
- 1985年 アイランドピーク(6,189m)に妻子とともに登頂。
- 1986年 シシャパンマ(8,013m)登頂。
- 1996年 カカボラジ山(5,881m、ミヤンマー最高峰)登頂。
- 第1回植村直己冒険賞受賞。
著書
- 尾崎隆著『果てしなき山行』(1986/05,中央公論社) ISBN 978-4122013230
- 尾崎隆, 尾崎フレデリック著, 牧敦子訳『ヒマラヤの子守傘-一歳児を連れて』(1986/05,河出書房新社) ISBN 978-4309004341
- 尾崎隆著『ヒマラヤ冒険家族』(1989/09,山と溪谷社) ISBN 978-4635250054
- 尾崎隆著『幻の山、カカボラジ―冒険家族、ミャンマーの最高峰初登頂』(1997/06,山と溪谷社) ISBN 978-4635190022
脚注
- ^ TBS. “TBS「THE世界遺産」2011年7月24日放送 8000m峰の世界I:サガルマータ国立公園”. 2018年6月12日閲覧。
- ^ TBS. “TBS「THE世界遺産」2011年7月31日放送 8000m峰の世界II:サガルマータ国立公園”. 2018年6月12日閲覧。
- ^ “★尾崎隆さんの遺作映像がテレビで放映されます。是非、ご覧下さい。 l 登山用品の専門店 l CHAMONIX・シャモニ”. www.chamonix-web.com. 2018年6月12日閲覧。
- ^ “【11.07.19】登山家尾崎隆君の遺作ともいえる番組が放送 24、31日のTBS「THE世界遺産」で:日本共産党亀山市議団”. kameyama.jcpweb.net. 2018年6月12日閲覧。
参考文献
- 2011年6月18日朝日新聞