OK牧場の決斗

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OK牧場の決斗
Gunfight at the O.K. Corral
監督 ジョン・スタージェス
脚本 レオン・ユリス
原案 ジョージ・スカリン
製作 ハル・B・ウォリス
出演者 バート・ランカスター
カーク・ダグラス
ロンダ・フレミング
音楽 ディミトリ・ティオムキン
撮影 チャールズ・ラング
編集 ウォーレン・ロウ
配給 パラマウント映画
公開 アメリカ合衆国の旗 1957年5月30日
日本の旗 1957年7月3日
上映時間 122分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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OK牧場の決斗[1]Gunfight at the O.K. Corral)は、史実として名高い1881年アリゾナ州トゥームストンであったアープ兄弟とクラントン一家のOK牧場の決闘を題材にした西部劇映画で、1957年パラマウント作品。

監督はジョン・スタージェスバート・ランカスターワイアット・アープを、カーク・ダグラスドク・ホリデイを演じ、音楽はディミトリ・ティオムキンで主題歌をフランキー・レーンが唄っている。

映画の題名

この映画の題名は直訳すると「OK牛囲い場での銃撃戦」となる。決闘場所は、正確にはトゥームストンの町はずれにある「OK Corral(オーケー・コラル)」と呼ばれる所で、単に畜牛を集めるため柵で囲ってあるだけの「牛囲い場」の前で行われたものであり、普通でいう「牧場」ではない[2]。この映画の初公開に当たり、配給会社が「OKコラルの決闘」では分かりにくいので「OK牧場の決闘」と改題[3]したことから、日本ではこの映画以後アープ兄弟とクラントン一家の1881年10月に実際にあった決闘をOK牧場の決闘と呼ばれるようになった。映画の題名がそのまま史実の場所として語られることになった珍しい例である。

キャスト

役名 俳優
日本語版1 日本語版2 日本語版3 日本語版4
ワイアット・アープ バート・ランカスター 久松保夫 青木義朗 宍戸錠 瑳川哲朗
ドク・ホリデイ カーク・ダグラス 宮部昭夫 中谷一郎 宮部昭夫
ローラ・デンボー ロンダ・フレミング 武藤礼子 水原英子 武藤礼子 沢田敏子
ケイト・フィッシャー ジョー・ヴァン・フリート 京田尚子 北村昌子 富田恵子
ジョニー・リンゴ ジョン・アイアランド 小林清志 日高晤郎 寺島幹夫 麦人
チャーリー・バセット アール・ホリマン ささきいさお
ビリー・クラントン デニス・ホッパー 堀内賢雄
シャンハイ・ピアース テッド・デ・コルシア
モーガン・アープ デフォレスト・ケリー
ジェームズ・アープ マーティン・ミルナー 速水奨
トム・マクローリー ジャック・イーラム
エド・ベイリー リー・ヴァン・クリーフ 寺島幹夫 銀河万丈
ヴァージル・アープ ジョン・ハドソン 嶋俊介
アイク・クラントン ライル・ベトガー 渡部猛 渡部猛
演出:佐藤敏夫、翻訳:宇津木道子、調整:丹波晴道、製作・配給:東北新社

エピソード

  • この映画はヒットしてジョン・スタージェス監督の代表作の一つとも評されたがスタージェス自身は作品の内容に不満で、後に史実に近い形で『墓石と決闘[4]Hour of the Gun, 1967年)でワイアット・アープとドク・ホリデイの物語を作り直した。
  • 1881年にトゥームストンのOKコラルであったアープ兄弟とクラントン一家の銃撃戦を描いた映画としては、この作品以外に「フロンティア・マーシャル」(1939年製作 アラン・ドワン監督 ランドルフ ・スコット主演)、「荒野の決闘」(1946年製作 ジョン・フォード監督 ヘンリー・フォンダ主演)、「墓石と決闘」(1967年製作 ジョン・スタージェス監督 ジェームス・ガーナー主演)、「トゥームストーン」(1993年製作 ジョージ・P・コスマトス監督 カート・ラッセル主演)、「ワイアット・アープ」(1994年製作 ローレンス・カスダン監督 ケヴィン・コスナー主演)などがある。

決斗3部作

この作品に下記の2作品を加えて、ジョン・スタージェス監督の「決斗3部作」と呼ばれている。

脚注

  1. ^ 日本での初公開時の題名は「OK牧場の決闘」であり、その後リバイバル公開では「決斗」という文字が使われている。現在各種資料ではどちらの文字も使用されているが、ここでは史実としてのOK牧場の決闘と分けるため映画の題名を「決斗」としている。なお「荒野の決闘」もリバイバル公開時には「荒野の決斗」と表記されていた。
  2. ^ 「西部劇を見て男を学んだ」227P 芦原伸 著 祥伝社 2006年3月発行
  3. ^ ≪牧場はご都合主義的誤訳である》「西部劇への招待」第4章 ジョン・スタージェス賛 166P 逢坂剛 著 PHPエル新書 2004年9月発行
  4. ^ 川本三郎瀬戸川猛資和田誠『今日も映画日和』(文藝春秋)で川本は決闘があった町がトゥームストーン(墓石)なので、そこから採ったタイトルだろうといい、瀬戸川は「意図的な誤訳でしょうね」という。

外部リンク

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