OKI (ミュージシャン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

OKI(オキ、加納 沖[1]1957年[2]-)は、日本のアイヌ民族出身のミュージシャン音楽プロデューサー。チカルスタジオ所属。

アイヌの血を引く、カラフト・アイヌの伝統弦楽器「トンコリ」の奏者[3][4]。プレイヤーとしてだけでなく、トンコリやアイヌの伝統歌「ウポポ」によるアイヌ伝統音楽を基調に、ダブレゲエロックアフロ・ビートなど世界のルーツ音楽を取り入れた音楽を制作している。

人物・来歴[編集]

北海道生まれ、神奈川県育ち、北海道在住[5]

神奈川県立茅ヶ崎高校出身[6]東京芸術大学美術学部工芸科を卒業[5]

1992年、姫田忠義の「民族文化映像研究所」で撮影を担当する。

親戚からもらったトンコリを弾いているうちに、音楽に目覚め、トンコリの演奏は独学でマスターした[7]

1stアルバム『カムィ・コル・ヌプルペ』に収録された「ウトゥワスカラプ」は、「キムスポ」のエカシの言葉にオキがメロディーをつけて生まれた曲。「トパットゥミ(襲撃)」「ネヒコラチ(いつものように)」は、アイヌ語の詩を葛野エカシ自ら書き下ろしたオキとの共作である。

1995年に発表したアルバム「カムイ コル ヌプルペ」から2007年の「ダブ アイヌ バンド ライブ イン ジャパン」まで12作品を発表。 アイヌの歌手安東ウメ子の2つの作品では、演奏とプロデュースを手がけ、現代に息づくアイヌ音楽を表現した。また2006年には電気ベースやドラムを取り入れたアルバム「OKI DUB AINU BAND」を発表。

2005年以降、OKI DUB AINU BANDはドイツ、イギリス、スペイン、ノルウェー、ポルトガル、シンガポールのフェスティバルに出演、2008年は国内各地の主な野外フェスティバルに出演。

2008年度北海道文化賞奨励賞受賞[1]

作品[編集]

CDアルバム・シングル

  • HANKAPUY(feat.安東ウメ子) 1999年
  • KAMUY KOR NUPURPE 2001年
  • NO-ONE'S LAND 2002年
  • DUB AINU 2004年
  • トンコリ 2005年
  • KiLA&OKI 2006年
  • 熊出没(ベストアルバム) 2006年
  • DUB AINU DELUXE 2006年
  • OKI DUB AINU BAND 2006年
  • SAKHALIN ROCK 2010年
  • HIMALAYAN DUB 2011年

プロデュース作品

  • IHUNKE 安東ウメ子 2001年5月20日
  • UPOPO SANKE 安東ウメ子 2003年12月14日

絵本

  • カンナカムイと娘 語り・小田イト 絵・OKI

出演[編集]

  • 『OKI インカラ チャシ』 FM AIR-G’2007年11月~
  • ケータイ捜査官7』オープニングナーレション

脚注[編集]

  1. ^ a b 北海道文化賞・北海道文化奨励賞受賞者一覧 北海道
  2. ^ 北原次郎太「トンコリの戦後史2」『千葉大学 ユーラシア言語文化論集』6(2003) 67-94
  3. ^ 写真で深呼吸。仁礼博のだいじな思いで 2012-03-14-WED ほぼ日刊イトイ新聞
  4. ^ 阿寒湖温泉でOKIさんがトンコリのライブ (2008/05/14) 北海道新聞
  5. ^ a b アイヌ⇔ダブ越境!異彩を放つOKIの新作 2006年5月23日 (火) HMV ONLINE
  6. ^ OKI / CHIKAR STUDIO【MAIL MAGAZINE】Vol.97 2009年02月06日(金)
  7. ^ CHIKAR STUDIO Profile

外部リンク[編集]