OKI (ミュージシャン)
OKI(オキ、本名:加納 沖、1957年-)は、日本のアイヌ民族出身のミュージシャン、音楽プロデューサー。チカルスタジオ所属。父は彫刻家の砂澤ビッキ、母は山田美年子であるが、両親の離婚および母親の再婚により、養父となった加納光於(銅版画作家)のもとで育った。 自分にアイヌの血が流れている事は大学時代に関連書籍の父の作品を見るまで知らなかったとされる。
アサンカラ(旭川)アイヌの血を引く、カラフト・アイヌの伝統弦楽器「トンコリ」の奏者。プレイヤーとしてだけでなく、トンコリやアイヌの伝統歌「ウポポ」によるアイヌ伝統音楽を基調に、ダブ、レゲエ、ロック、アフロ・ビートなど世界のルーツ音楽を取り入れた音楽を制作している。
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人物・来歴 [編集]
神奈川県立茅ヶ崎高校卒業後、1983年、東京芸術大学美術学部工芸科鍛金卒業。1985年、同大学院修士課程修了。
1992年、姫田忠義の「民族文化映像研究所」で撮影を担当する。
1993年に親戚からもらったトンコリを弾いているうちに、音楽に目覚める。トンコリの演奏は独学でマスターし、また1994年からアイヌのエカシ(長老)であった葛野辰次郎に師事してアイヌ文化の根幹を学ぶ。
1stアルバム『カムィ・コル・ヌプルペ』に収録された「ウトゥワスカラプ」は、「キムスポ」のエカシの言葉にオキがメロディーをつけて生まれた曲。「トパットゥミ(襲撃)」「ネヒコラチ(いつものように)」は、アイヌ語の詩を葛野エカシ自ら書き下ろしたオキとの共作である。
1995年に発表したアルバム「カムイ コル ヌプルペ」から2007年の「ダブ アイヌ バンド ライブ イン ジャパン」まで12作品を発表。 アイヌの歌手安東ウメ子の2つの作品では、演奏とプロデュースを手がけ、現代に息づくアイヌ音楽を表現した。また2006年には電気ベースやドラムを取り入れたアルバム「OKI DUB AINU BAND」を発表。
2005年以降、OKI DUB AINU BANDはドイツ、イギリス、スペイン、ノルウェー、ポルトガル、シンガポールのフェスティバルに出演、2008年は国内各地の主な野外フェスティバルに出演。
2008年度北海道文化賞奨励賞受賞。
使用機材 [編集]
オキが演奏するトンコリは、樺太アイヌに親しまれていた5弦の琴であり、いわゆる日本の琴との共通点は全くない。2005年にはアイヌの伝統曲に取り組み、トンコリだけで録音、制作されたアルバム「トンコリ」を発表した。
作品 [編集]
CDアルバム・シングル
- HANKAPUY(feat.安東ウメ子) 1999年
- KAMUY KOR NUPURPE 2001年
- NO-ONE'S LAND 2002年
- DUB AINU 2004年
- トンコリ 2005年
- KiLA&OKI 2006年
- 熊出没(ベストアルバム) 2006年
- DUB AINU DELUXE 2006年
- OKI DUB AINU BAND 2006年
- SAKHALIN ROCK 2010年
- HIMALAYAN DUB 2011年
プロデュース作品
- IHUNKE 安東ウメ子 2001年5月20日
- UPOPO SANKE 安東ウメ子 2003年12月14日
絵本
- カンナカムイと娘 語り・小田イト 絵・OKI
出演 [編集]
- 『OKI インカラ チャシ』 FM AIR-G’2007年11月~
- 『ケータイ捜査官7』オープニングナーレション
外部リンク [編集]
- OKIオフィシャルウェブサイト
- 巨大なシステムの中で OKIインタビュー(12年3月15日 CINRA.NET掲載)