トンコリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| トンコリ | ||||
|---|---|---|---|---|
| 各言語での名称 | ||||
|
||||
トンコリ |
||||
| 分類 | ||||
トンコリはアイヌに伝わる伝統的な弦楽器でカラフトアイヌが用いていた五弦琴(三弦や六弦の物もある)。
[編集] 解説
ギターとは違い、胴体部は細長く平べったく直線的な作りで先端は尖っている。胴部には意匠が施されている事もある。トンコリは女性の体を模して作られており、各部名称は人体になぞらえて付けられている、ギターヘッドやネックに相当する部分は同様に頭、首と呼ばれる他、弦を巻き付ける部位を耳、胴体先端の尖った部位は足、足にある弦の付け根はそれを覆うように動物の毛皮を貼り付け、これを陰毛と呼び、その裏側は尻等と呼ぶ。胴部中央にはへそと呼ばれる穴があいていて、そこにラマトフ(魂)と呼ばれるガラス玉を入れる。
素材はエゾマツやホオノキ、弦にはかつては動物の腱やイラクサを寄り合わせた物が用いられていた。 現在は、三味線の弦を使うことが多い。
トンコリ伝承者から1960年代に直接指導を受けた富田歌萌が講演・演奏活動を続けている。彼女に師事した演奏者も多い。有名なトンコリ奏者としてはOKIが居る。
また、最近では北海道出身の兄弟ユニットK.D earthがトンコリを演奏活動に取り入れ、アイヌの伝統曲やオリジナル曲などを演奏している。ツイン・トンコリ、トンコリ+ムックリなどで表現の幅を広げている。