MUTE BEAT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
MUTE BEAT
基本情報
出身地 日本の旗 日本
ジャンル ダブ
レゲエ
活動期間 1981年 - 1989年
レーベル OVERHEAT
公式サイト MUTE BEAT
旧メンバー
小玉和文(トランペット)
宮崎泉(ダブミックス)
屋敷豪太(ドラムス)
増井朗人(トロンボーン)
松永孝義(ベース)
坂本みつわ(キーボード)
朝本浩文(キーボード)
今井秀行(パーカッション、ドラムス)
エマーソン北村(キーボード)
内藤幸也(ギター)

MUTE BEAT(ミュート・ビート)は、1981年に結成された日本初のダブバンド。ヨーロッパの賛美歌メロディーとマーチングバンド、ジャマイカのダブを組み合わせる。[1] 独特のサウンドで、世界中で評価される。バンドの特徴的なサウンドはアシッドジャズトリップ・ホップのそれを先取りしていたともいえよう。[2]

来歴[編集]

1981年、元ルード・フラワーの小玉和文(こだま和文)、屋敷豪太などを中心に結成。桑原茂一が原宿に作ったクラブ「ピテカントロプス・エレクトス」を拠点にライブを行い、当時ピテカントロプスのアシスタント・ミキサーだった宮崎泉(Dub Master X)が加入し、ライブ・ダブ・バンドとしてのスタイルを確立。

1983年、ピテカントロプスが自主制作した8インチEP「MUTE BEAT」を発表。

1985年、カセット・マガジン「TRA」より60分カセット「Mute Beat TRA Special」を発表。このアルバムは翌年NYのインディーズ・レーベルROIRより「Japanese Dub」とタイトルを改めリリースされた。そして1990年には「No.0 Virgin Dub」とタイトルを改めCD化された。

1986年にはOVERHEATレーベルより12インチEP「MUTE BEAT」を発表。この12インチEPに収録された「COFFIA」はオーガスタス・パブロメロディカで参加し、ファミリーマートのCM曲としても使われた。また、インクスティックにてJAGATARAトマトスS-KENと共に、シリーズ・イベント「東京ソイソース」を開催。

1987年に小玉和文と並びバンドの中心メンバーだった屋敷豪太が脱退するものの、5月に12インチ・シングル 3枚をまとめたアルバム「STILL ECHO」を、そして6月には1st.アルバム「FLOWER」をリリース。このアルバムからシングルとしてリリースされた「HAT DANCE」は旅行会社のCM曲として使われた。

1988年には2nd.アルバム「LOVER’S ROCK」をリリース。 また、1987年にはグラディ・アンダースンと、そして渋谷クラブクアトロのオープニング公演としてスカタライツのサックス・プレイヤーだったローランド・アルフォンソと、1988年にはルーツ・ラディックスと、ジャマイカの伝説的アーティスト達との共演を行った。

1989年に朝本浩文が脱退。エマーソン北村が加入し、リー・ペリーキング・タビーもダブ・ミックスをしたダブ・アルバム「MUTE BEAT DUB WISE」、新メンバーでアルバム「MARCH」、そしてライブ・アルバム「MUTE BEAT LIVE」と立て続けにリリース。初の北米ツアーも行った。しかしその後、バンドのリーダー小玉和文が脱退を表明。残ったメンバーで再始動する予定をOVERHEATレーベルが発行するレゲエ・フリーペーパー「Riddim」に告知したが、新生MUTE BEATは結局活動することはなく解散した。

それから19年後の2008年に「Riddim」創刊25周年を記念して、恵比寿リキッドルームにて、小玉和文、増井明人、朝本浩文、松永孝義、屋敷豪太、宮崎泉のメンバーが集まり、一夜限りのライブが行われた。

メンバー[編集]

ディスコグラフィー[編集]

アルバム

  • 「Mute Beat TRA Special」(1985) ※カセット・マガジン「TRA」から発表されたカセット・テープ
  • 「Japanese Dub」(1986) ※「Mute Beat TRA Special」をNYのインディーズ・レーベルROIRよりタイトルを改めリリース(カセット・テープ)
  • 「STILL ECHO」(1987) ※「MUTE BEAT」「STILL ECHO」「ORGAN'S MELODY」 の12インチEP3枚をまとめたアルバム。2011年に楽曲追加とデジタルリマスタリングを施してリイシュー。
  • 「FLOWER」(1987)
  • 「LOVER'S ROCK」(1988)
  • 「MUTE BEAT DUB WISE」(1989) ※ダブ・アルバム
  • 「MARCH」(1989)
  • 「MUTE BEAT LIVE」 (1989) ※北米ツアー、グラディ・アンダースンやローランド・アルフォンソとの共演など、1988年~1989年のライブ・アルバム
  • 「No.0 Virgin Dub」(1990) ※「MUTE BEAT SPECIAL」(「Japanese Dub」)がタイトルを改めCD化、スタジオ録音、ピテカントロプス・エレクトスでのライブなどを収録
  • 「DOCUMENT 1989 LIVE AT INKSTICK」(1996) ※1989年6月17日インクスティック芝浦ファクトリーでのライブを収録
  • 「Mute Beat in Dub」(1996) ※ダブ・アルバム
  • 「Tribute To Roland Alphonso-R.ALPHONSO meets MUTE BEAT」(1999) ※ローランド・アルフォンソの追悼として発表された1988年の共演ライブ・アルバム
  • 「MUTE BEAT 14 ECHOES +1 20th Anniversary Edition」(2002) ※20周年記念ベスト・アルバム
  • 「THE BEST OF MUTE BEAT」(2011) ※全メンバーがセレクトした10曲に、グラディ・アンダースンとコラボレーションした音源を加えた11曲を収録したベスト・アルバム

シングル

  • 「MUTE BEAT」(1983) ※ピテカントロプスが自主制作した8インチEP
  • 「MUTE BEAT」(1986) ※12インチEP
  • 「STILL ECHO」(1986) ※12インチEP
  • 「ORGAN'S MELODY」(1987) ※12インチEP
  • 「HAT DANCE / PAIN」(1987) ※7インチEP
  • 「Something Special」(1987) ※日本のレーベル(OVERHEAT)が初めてジャマイカでリリースしたGladstone “Gladdy”Anderson/MUTE BEAT名義の7インチEP
  • 「SUNNY SIDE WALK」(1988) ※12インチEP

DVD

  • 「GLADDY meets MUTE BEAT」(2011) ※1987年2月青山スパイラルホールで行われた、グラディ・アンダースンとのセッションの模様を収録

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]