ARPU

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ARPU(エーアールピーユー(まれに「アープ」などとも発音)、英語: Average Revenue Per User)は、通信事業者の1契約あたりの売上をあらわす数値である。一般には携帯電話PHS含む)について用いられる用語であるが、電話会社やインターネット事業者に使われることもある。この項では携帯電話のARPUについて解説する。

概要[編集]

1ヶ月単位で表すことが多いため、端的に「ARPU=携帯電話の月額料金」と考えればよい。ARPUは、事業者の業績を評価するに当たっての重要な指標のひとつである。

ARPUには音声ARPUとデータARPUがあり、それらを合計して総合ARPUと呼ぶ。単にARPUといえば総合ARPUのことを指す。音声ARPUは通話に関する料金(基本料と通話料)、データARPUは通信に関する料金(基本料とパケット通信料)である。

なお、業績を評価としてはむしろ「AMPU」(Average Margin Per User:1契約あたりの月間粗利益)を使うべきだとする意見もある[1]

各国のARPU[編集]

各国のARPUの状況は以下の通りである[2]

主要3社を平均すると、2004年度に7,005円(うちデータ1,822円)あったARPUは減少を続け、2008年度には5,425円(うちデータ2,209円)にまで落ち込んだ。音声ARPUの拡大は今後も見込めないため、各社ともデータARPUの拡大に腐心している。具体的には有料コンテンツで稼ぐ、大容量のコンテンツを提供してパケットを定額上限まで使ってもらうなどである。しかし、以前と比べて下がったとはいえ世界最高水準であることに変わりはない。
2006年度に平均77RMBあったARPUは、2009年度に平均69RMBにまで減少した。もともとARPUの安いプリペイド契約のユーザーが多かったことに加え、新規参入による競争の激化でさらに低下している[3]
3社が参入しており、2008年第2四半期で平均41100ウォン程度である[4]
2008年度で、GSM携帯が220ルピー、CDMA携帯で110ルピー程度である[5]
2009年度は48.65ドル。1990年代から大きな変化はない。
フランス2007年度で55ユーロ[6]、ドイツはT-mobileの2009年度で14.89ユーロ[7]など、国によって大きく異なる。

参考文献[編集]

  1. ^ ARPUとAMPU グローバルインフォメーション 2003年6月2日
  2. ^ 金額とARPUで見た市場の質 WirelessWire News 2010年4月1日
  3. ^ 市場別の移動体通信市場の予測 中国携帯電話市場の予測(2009年全期の分析・2010年~2013年の市場予測) ~2009年全期の分析及び2010年~2013年の市場予測~ ROA Group 2010年4月
  4. ^ 3G(第3世代携帯電話)化が進む韓国携帯市場 NICT情報通信ベンチャー支援センター
  5. ^ India Mobile Service ARPU Declined by Up To 37% in 2008 Second REPUBLIC 2009年4月3日
  6. ^ フランスの2007年1世帯あたり通信費用は月93ユーロ ITmedia 2008年2月22日
  7. ^ 1Q10 Germany Mobile Operator Forecast, 2009 - 2014:Germany will have 120.3 million mobile subscribers in 2014 with T-Mobile's market share rising to 36.8% IE Market Research Corp 2010年1月28日

関連項目[編集]