須永恆雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

須永 恆雄 (須永恒雄)(すなが つねお、1950年(昭和25年)5月4日- )は、ドイツ文学者明治大学名誉教授

概要[編集]

専門はドイツオーストリア文化研究。東京都出身。とりわけ、シュティフター研究、19世紀後半からのウィーン楽壇に於ける新旧抗争、演劇人ジョージ・タボリ研究、映画監督ハンス・ユルゲン・シーバーベルク研究、等。

個別の研究対象は、フランツ・カフカローベルト・ヴァルザーアーダルベルト・シュティフターフランツ・シューベルトアントン・ブルックナーグスタフ・マーラージョージ・タボリハンス・ユルゲン・ジーバーベルク、等々。

著訳書[編集]

論文、エッセイ等々[編集]

  • 病癒えた者の神への感謝の歌 ー ベートーヴェン追想 2021・3 明治大学教養論集(553)
  • 条件としての時間    単著    令和 2年12月    明治大学教養論集(551)
  • 音の始まる前 ー ブルックナーの原子霧   令和 2年 9月    明治大学教養論集(547)
  • 反時代的ブルックナー    令和 2年 3月    明治大学教養論集(546)
  • シューベルト ― 人格の彼岸、その鉱物的生をめぐって   令和元年12月    明治大学教養論集 545
  • 小さき者の視点から ― タボリの『M』をめぐって    令和元年 9月    明治大学教養論集540
  • ウィーン三態 ― 三つの奇観: タボリ、シュティフター、ブルックナー  平成31年 3月 明治大学教養論集(539)
  • 瓢箪から駒、もしくは反転する舞台     平成30年 9月    明治大学教養論集534(2018・9)
  • Einwanderer in Wien aus der Ferne und aus der Nähe - Johannes Brahms, Theodor Billroth, Eduard Hanslick und Anton Bruckner    平成30年 Beiträge zur Japanologie 47 (Universität Wien)
  • 「眼の光」― ヴァルター・ゲール頌    平成29年 9月    (526)
  • 匍匐前進 ― 寛やかなうごき     平成29年 9月    (525)
  • 自然と人事     平成29年 3月    明治大学教養論集 (524)
  • 久遠の憧憬 明治大学教養論集2016
  • 言葉「と」音 明治大学教養論集2016
  • 語り手カフカ -病像の発現するとき― 明治大学教養論集2016
  • 渦中の私から免れる天上のどこ吹く風 明治大学教養論集2015
  • ウィ―ン新旧音楽抗争 1885/86/87/88年 ―いま一つの対比列伝の試み―明治大学教養論集2011/2015
  • わたしは血   クラシック・スナイパー 8 青弓社 2012/01
  • 草津晴雨   クラシック・スナイパー 8 2012/01
  • 意表を衝く平静 クラシック・スナイパー 7 2011/05
  • 翻訳の文体 クラシック・スナイパー 7 2011/01
  • 震える手 クラシック・スナイパー 6 2010/05/21
  • デジタルとアナログ クラシック・スナイパー 6 2010/05/21
  • 後顧 クラシック・スナイパー 5 2009/11/01 2009/11/01
  • スカルダネッリ―作曲家ホリガー クラシック・スナイパー 5 2009/11/01
  • 死者の書―レーガーの「目覚めよと呼ばわる声す」幻想曲 クラシック・スナイパー 4 2009/05/15
  • 亡き子を偲ぶ歌 クラシックスナイパー 4 2009/05/15
  • 崩落 クラシック・スナイパー 3 2008/10/08
  • USTVOLSKAYAの封印― dona nobis pacem クラシック・スナイパー 2 2008/04/10
  • 影 クラシック・スナイパー 2 2008/04/10
  • むしもすきずき楽興の時―サシュコ・ガヴリロフ クラシック・スナイパー 青弓社 1 2007/10/08
  • 『魔笛』もどき(続) 明治大学教養論集 419 2007/03
  • 『魔笛』もどき 明治大学教養論集 414 2007/01
  • 徘徊する光源・匍匐する視線―シュティフターの解体する視覚をめぐって(3) 明治大学教養論集 410 2006/09
  • 時の間(あわい)・時の奈落―シュティフターの解体する視線をめぐって(2) 明治大学教養論集 405 2006/03
  • 回遊する視線―シュティフターの解体する視覚をめぐって(1) 明治大学教養論集 402 2006/01
  • ブラームスとビルロート 日本ブラームス協会会誌「赤いはりねずみ」 33/ 33, 33-67 2005/12/04
  • もうひとつの恋文―マーラーとミルデンブルク 398巻 明治大学教養論集 2005/09
  • ウィーン新旧音楽事情―1876年 明治大学人文科学研究所紀要 56, 71-84 2005/03
  • 手紙の書き手としてのマーラー(3) 明治大学教養論集 386 2004/09
  • 手紙の書き手としてのマーラー(2) 明治大学教養論集 382 2004/03
  • ブルックナーとブラームス―1878年 明治大学教養論集 375 2004/01
  • ジョージ・タボーリ研究 明治大学人文科学研究所紀要 52, 227-237 2003/03
  • 手紙の書き手としてのマーラー 明治大学教養論集 368 2003/03
  • リースル・ウイヴァリイの黒い脳髄〔含 独語原文〕 明治大学教養論集 359 2002/09
  • ブラームスとビルロート(2) 明治大学教養論集 357 2002/03
  • ブラームスとビルロート(1) 明治大学教養論集 350 2002/01
  • 気難しいプフィッツナー ドイツ文学 107, 50-60 2001
  • シュテイフターと現代オーストリア文学―序説 明治大学人文科学研究所紀要 48 2001/03
  • シュティフター覚書―「老い」さまざま 明治大学教養論集 345, 15-31 2001/03
  • 風景のように―マックス・ヴァイラー覚書(1) 教養論集 339, 1-11 2001/01
  • 今月のウィーン音楽散歩「ブルックナーとブラームス」 月刊『ウィーン』 2000年4月-7月 2000/04
  • ウィーン―アウガルテン幻想 『21世紀フォーラム』 2000/04
  • 今月のウィーン音楽散歩「ブルックナーとブラームス」 月刊『ウィーン』 2000年1月-3月 2000/01
  • ヨハン・シュトラウスとウィーン 『ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団ニューイヤーコンサートのプログラム』 2000/01
  • 理性の眠りから怪物がうまれる 明治大学教養論集 1999
  • 今月のウィーン音楽散歩「ヨハン・シュトラウス」 月刊ウィーン 1999年1-12月, 8 1999
  • 老いた童, 笑いと涙―ジョージ・タボリの『我が闘争』をめぐって 『ドイツ文学』 103 1999/10
  • 今月のウィーン音楽散歩「ヨハン・シュトラウス」 月刊『ウィーン』 1999年4月-12月 1999/04
  • 今月のウィーン音楽散歩「ウィーンのベートーヴェン」 月刊ウィーン 1998年1月-12月号, 8 1998
  • 我が闘争(G.タボリ) 『クリック 第6号』(世田谷パブリックシアター機関誌), 74-111 1998/12
  • メルデマン・シュトラーセ 2景 明治大学教養論集 308 1998/03
  • 今月のウィーン音楽散歩「ウィーンのシューベルト」 月刊ウィーン 1997年1月-12月, 8 1997
  • もう1つのウィーン―ゲアハルト・ロートの視角をめぐって 明治大学教養論集 298 1997
  • 今月のウィーン音楽散歩「ウィーンのブルックナー」 月刊ウィーン 1996年1月-12月, 8 1996
  • ミュンヘン―選ばれた故郷 シューラー・ゲオルゲ・クラーゲス 3 明治大学教養論集 287 1996
  • ブルックナーの死 明治大学教養論集 287 1996
  • 今月のウィーン音楽散歩 月刊ウィーン 1995年6月-12月, 8 1995
  • 蒼穹と濠気―ミュンヘンのゲニウス・ロキ シューラー・ゲオルゲ・クラーゲス 2 明治大学教養論集 279 1995
  • タボーリ・パイマン・フォス -ウィーン観劇覚書(1) 明治大学教養論集 257 1993
  • ゲアハルト・ロート「ウィーンの内部への旅」 オーストリア文学研究会『オーストリア文学』 9号, 60-61 1993
  • 白日の闇―シュティフター覚書(4) 明治大学教養論集 253 1993
  • シューラー・ゲオルゲ・クラーゲス 明治大学教養論集 261号 1993/03
  • 今月のウィーン文学散歩 月刊ウィーン 1991年1月-5月, 8 1991
  • シュティフター覚書(3)―彼方の跫音 明治大学教養論集 225 1990
  • シュティフター覚書 2―「水晶」繙読 明治大学教養論集 218 1989
  • みえるものとみえないもの―シュティフター覚書 1 明治大学教養論集 208 1988
  • ねこどりの眼 金子光晴の会『こがね蟲』 2号 1988/07
  • シュティフターの「カタコンベ行」 明治大学教養論集 188 1986
  • カフカ覚書 明治大学教養論集 177 1985
  • カフカ 明治大学教養論集 159 1984
  • シュティフター考 明治大学教養論集 152 1983
  • シュティフター―擁腫する小枝― 信州大学教養部信州大学教養部紀要・人文科学 15, 49-59 1981
  • 書くことと書かれたもの 「すこるぴおん」同人会『すこるぴおん』 創刊号, 53-60 1978
  • ローベルト・ヴァルザー再考 都立大学人文学部東京都立大学人文学報 129, 37-59 1978
  • 分別と無分別 東京都立大学独文研究室「塔 3」, 30-41 1977
  • ローベルト・ヴァルザー考 東京都立大学人文学部東京都立大学人文学報 120, 101-119 1977
  • 途上の言葉 東京都立大学独文研究室「塔 2」, 18-31 1976
  • ローベルト・ヴァルザー 2章 東京都立大学人文学部東京都立大学人文学報 116号, 69-93 1976/03
  • 旋律の表情 東京都立大学独文研究室「塔 1」, 29-36 1975
  • シューベルト考 2 「水無月」同人水無月 2, 19-29 1972
  • シューベルト考 「水無月」同人水無月 1, 44-52 1971/06