雷酸水銀(II)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
雷酸水銀(II)
{{{画像alt1}}}
{{{画像alt2}}}
{{{画像alt3}}}
識別情報
CAS登録番号 628-86-4
PubChem 12359
特性
化学式 Hg(CNO)2
モル質量 284.624 g/mol
外観 灰色の結晶
密度 4.43 g/cm3
爆発性
衝撃感度 高い
摩擦感度 高い
爆速 4,250 m/s, 仮比重
危険性
発火点 150 °C
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

雷酸水銀(らいさんすいぎん)は水銀雷酸塩で、淡青色の斜方錐状晶。シアン酸水銀の異性体である。

一価の雷酸水銀(I) と二価の雷酸水銀(II) が知られているが、とくに二価の化合物は雷汞(らいこう)と呼ばれ、雷管起爆薬として用いられる。雷酸水銀(I) は雷汞の製造のさい、硝酸水銀硝酸溶液とエチルアルコールの反応温度を低くすると (45–55 ℃) 生成する。雷汞と同様に爆発しやすいが、より水に溶けやすい。

雷酸水銀(I) の組成式は Hg(ONC)、雷酸水銀(II) は Hg(ONC)2 である。

水銀化合物であるため、最近は公害問題への対策からジアゾジニトロフェノールで代用されることが多い。

火薬類取締法により、(広義の)取り扱いの規制を受ける。なお、一般の水銀化合物は毒物及び劇物取締法において毒物に指定されているが、雷酸水銀(II) はこの適用除外品目となっている。

関連項目[編集]