ヨウ化水銀(I)

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ヨウ化水銀(I)
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識別情報
CAS登録番号 15385-57-6
特性
化学式 Hg2I2
モル質量 654.98g mol-1
外観 黄色粉末[1]
密度 7.7 g cm-3[2]
融点

140 ℃(昇華)

への溶解度 に難溶、アルコールに不溶
危険性
主な危険性 有毒 (T)
腐食性 (C)
Rフレーズ R26/27/28, R33, R50/53
Sフレーズ (S1/2), S13, S28, S45, S60, S61
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ヨウ化水銀(I)(ヨウかすいぎん(I)、Mercury(I) iodide)は、化学式が Hg2I2 と表される水銀ヨウ化物である。感光性があり、容易に金属水銀とヨウ化水銀(II)分解する。

合成[編集]

ヨウ化水銀(I)は、水銀とヨウ素から直接合成することができる。

2Hg + I2 → Hg2I2

構造[編集]

一般に一価水銀(Hg(I))の化合物は直線形の X-Hg-Hg-X の単位構造を持つが、Hg2I2も同様に直線形の I-Hg-Hg-I の単位構造を持つ。Hg-Hgの結合長は272 pm(金属中のHg-Hgの結合長は300 pm)で、I-Hgの結合長は268 pmである[3]。全体的にそれぞれのHg原子は八面体形構造をとり、2番目に近い4個のI原子との距離は351 pmである[3]。この化合物はしばしば Hg22+ 2I-と説明される[4]

用途[編集]

ヨウ化水銀(I)は以前は医療に使われたが、現在はその毒性のため全く使われていない。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ MaTecK GmbH
  2. ^ WebElements Periodic Table of the Elements
  3. ^ a b Wells A.F. (1984) Structural Inorganic Chemistry 5th edition Oxford Science Publications ISBN 0-19-855370-6
  4. ^ Cotton, F. Albert; Wilkinson, Geoffrey; Murillo, Carlos A.; Bochmann, Manfred (1999), Advanced Inorganic Chemistry (6th ed.), New York: Wiley-Interscience, ISBN 0-471-19957-5