愛宕自然公園

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愛宕自然公園
Atago Nature Park
藤里の珪化木
愛宕自然公園の位置(岩手県内)
愛宕自然公園
愛宕自然公園(岩手県)
分類 歴史公園
所在地
岩手県奥州市江刺藤里字石名田
座標 北緯39度10分28秒 東経141度14分24秒 / 北緯39.17444度 東経141.24000度 / 39.17444; 141.24000座標: 北緯39度10分28秒 東経141度14分24秒 / 北緯39.17444度 東経141.24000度 / 39.17444; 141.24000
面積 36,000平方メートル
設備・遊具 神社、城跡
駐車場 あり
事務所 藤里地区センター
事務所所在地 岩手県奥州市江刺藤里字上長沢27
公式サイト 藤里振興会
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愛宕自然公園(あたごしぜんこうえん)は、岩手県奥州市江刺藤里にある歴史公園

概要[編集]

1993年平成5年)皇太子徳仁親王成婚を記念して整備された。面積36,000平方メートルの園内には自然散策路があり、周囲には伊手川が流れ、展望台からは当園西側の市街地までを見渡せる。季節に応じた花や紅葉が見られる他、歴史的建造物、記念物が点在している[1]

敷地内施設等[編集]

愛宕神社[編集]

藤里の珪化木[編集]

  • 奥の院から約15m離れて伊手川に面した急なの頂上部に珪化木がある。当地の地質は、第三紀層の稲瀬層(新第三系中新統に属し、約1,500万年前に形成された)と呼ぶ安山岩の礫をまじえた砂質凝灰岩からなり、当木はこの中に立ったままで埋没している。現在見えているのは、主幹の先端部の4m程(直径1.3m)だけで、全長10mを越すと推定される[2]。樹種はセコイアで、第三紀の頃には日本各地で大森林をなしていたといわれる。当木は県内では根反の大珪化木に次いで大きく、しかも直立した樹幹である[2]1963年昭和38年)12月24日、県から天然記念物・地質鉱物に指定された[3]

蔵王権現社[編集]

  • 祭神は蔵王権現。由緒不明。1741年寛保元年)の棟札がある。

その他[編集]

  • 盛岡市ゆかりの歌人、立原道造や武島繁太郎の歌があり、山の中腹には沼尻城の跡地がある。

現地情報[編集]

所在地[編集]

  • 岩手県奥州市江刺藤里字石名田

交通アクセス[編集]

駐車場[編集]

  • あり

脚注[編集]

  1. ^ 愛宕山自然公園”. いつもNAVI. 2018年12月30日閲覧。
  2. ^ a b 岩手県化石マップ(参考)” (PDF). 岩手県立総合教育センター. 2019年1月9日閲覧。
  3. ^ 藤里の珪化木”. いわての文化情報大事典. 2018年12月30日閲覧。

関連項目[編集]