肝斑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
肝斑 (かんぱん、Chloasma)とは、皮膚にできる色素斑(しみ)の一つ。形状が肝臓に似ていることからこの名がついた。
目次 |
症状 [編集]
境界明瞭な色素斑で、眼の外側にできやすい。下顎、上口唇(鼻の下)にもできることがある。左右対称である。
時期 [編集]
基本的には30歳代~40歳代の女性。黄色人種に多い。
原因 [編集]
原因はまだはっきりとわかっていない。 妊娠・経口避妊薬が誘引になったり、更年期にピルを内服中にあらわれることもある。閉経すると自然に治ることも多い。プロゲステロンなどの女性ホルモンが影響するといわれているのはそのためである。
ほかに、顔をさわるクセのある人にも出やすい傾向がある。洗顔やスキンケア、マッサージなどで顔をゴシゴシしないように注意したほうがよい。
なお、名前は前述のとおり形状が肝臓に似ているためについたので肝臓の機能は無関係である。
治療 [編集]
- のみ薬:トラネキサム酸・ビタミンC・ビタミンEなどが代表的
- ぬり薬:トラネキサム酸・ビタミンC・ビタミンE・トレチノイン治療
- ピーリング:ケミカルピーリング・ウェットピーリング
- イオン導入:トラネキサム酸・ビタミンCなど
- レーザートーニング(レーザー治療)
- サプリメント:トランシーノが代表的
通常のメラニン斑によるシミに適用されるレーザー治療や光治療(フォトフェイシャル)は、肝斑には逆効果であるため注意が必要である。
レーザートーニングは、肝斑治療を可能にした最新のレーザー治療。アメリカ製QスイッチNd:YAGレーザー「メドライト」が本家本元といわれている。
日本では、公的医療保険の適用対象外であり、自費診療(自由診療)となる。