統合失調型パーソナリティ障害

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'統合失調型パーソナリティ障害
分類及び外部参照情報
ICD-10 F21.
ICD-9 301.22
MedlinePlus 001525
MeSH D012569
プロジェクト:病気Portal:医学と医療
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統合失調型パーソナリティ障害(とうごうしっちょうがたパーソナリティしょうがい)または失調型パーソナリティ障害(Schizotypal personality disorder)とは、DSM-IV-TRによりクラスターAに分類されるパーソナリティ障害である。ICD-10ではF21.統合失調型障害の中に分類されるが、同疾患名は「一般的使用は勧められない[1]」とされている。

診断[編集]

DSM-IV-TRでは、以下のうち5つ以上を認めることで診断される。

  1. 関係念慮 (関係妄想を除く)
  2. 行動に影響し、下位文化規範に合わない奇異な信念、または魔術的思考 (迷信や超常現象を信じるなど)
  3. 身体的錯覚を含む、普通ではない知覚体験
  4. 奇異な考え方と話し方
  5. 疑い深さまたは妄想様観念
  6. 不適切なもしくは限定された感情
  7. 特異な外見や行動
  8. 家族以外に信頼できる人間や親しい友人がいない
  9. 慣れによって軽減せず、また時に妄想的恐怖を伴う過度な社会不安

特徴[編集]

現実の事よりも非現実的な話題を好み、奇異な思考や行動が生活を支配している。周囲の眼には風変わりに映る事もある。親密な関係のなかでは気楽になれず、対人関係を苦手とする。

他のパーソナリティ障害よりも遺伝的要素が強く、統合失調症に近い遺伝子要因を持ちながら何らかの素因によってそれが発症していない状態であると一般に考えられている[2]。全人口あたりの割合は約3%である。

脚注[編集]

  1. ^ 『ICD-10 精神および行動の障害-臨床記述と診断ガイドライン (新訂版)』 医学書院、2005年 p.106
  2. ^ 『パーソナリティ障害』 岡田尊司