紺屋町 (姫路市)

紺屋町
紺屋町
	町丁
	紺屋町紺屋町の位置
	北緯34度49分50秒東経134度41分33秒 / 北緯34.83056度東経134.69250度
国	日本
都道府県	兵庫県
市町村	姫路市
面積
• 合計	0.02 km2
人口（2021年（令和3年）12月31日現在）
• 合計	87人
• 密度	4,400人/km2
等時帯	UTC+9 (日本標準時)
郵便番号	670-0924
市外局番	079
ナンバープレート	姫路

日本 > 兵庫県 > 姫路市 > 紺屋町 (姫路市)

紺屋町（こんやまち）は、兵庫県姫路市の町名。住居表示未実施。郵便番号は670-0924^[3]。

地理[編集]

町域北部は、呉服町に接する。南部は亀井町に接する。

歴史[編集]

江戸期は姫路城下の1町で、町人地だった。東・西に分かれていた^[5]。呉服町の南裏である^[5]。町名の由来は、紺屋が居住したことによる。昔、播磨藍が其の名高く、藍染川で搗染めにした^[5]。よって飾磨搗染といった^[5]。家老河合寸翁（1767年-1841年）の時、西紺屋町に相生屋井上勘右衛門がいた^[5]。勘右衛門は高砂染を製出して、藩命により一手専売とした^[5]。

世帯数と人口[編集]

2021年（令和3年）12月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである^[2]。

丁目	世帯数	人口
紺屋町	49世帯	87人

世帯数と人口の遷移[編集]

『姫路市統計一斑明治31-33年』（1902年印刷・発行）によれば、戸数、人口（1898年）は、東紺屋町54・145、西紺屋町120・431である^[6]。『姫路誌』（1912年印刷・発行）によれば、東紺屋町41・126、西紺屋町118・408である^[7]。

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる^[8]。

番地	義務教育学校
全域	姫路市立白鷺小中学校

経済[編集]

産業[編集]

店・企業

アンド
岩井コスモ証券姫路プラザ
伊予製麺姫路みゆき通店
うめおか小溝筋店
お菓子のデパートよしや姫路御幸通り店
おの姫路革細工本舗
お仏壇の浜屋姫路本店
カンダ
素心
空地帽子店
ドイツゲーム喫茶B-CAFE
西松屋チェーンみゆき通り店
日姫興産
姫路大工町郵便局 - 日本郵政
山田屋制服

金融機関

みずほ銀行姫路支店
三菱UFJ銀行姫路中央支店・同行姫路支店

組合・団体

姫路御幸通商店街振興組合^[9]

かつて東紺屋町に居住した商人など

呉服の小原、物産高砂染製造販売の井上^[10]、金貸・質商の日山^[11]、物品販売の村田・竹廣などがいた^[12]。

かつて西紺屋町に居住した商人など

呉服の岡本、菓子の福井、履物の福永、酒類の竹内、家具の青田、書籍の平田、洋食の小林、陶器の土山、芸妓置屋の福永、金貸の山口、株券の牛尾、公債株式問屋の牛尾^[12]、株式仲買の牛尾^[13]などがいた。

かつて存在した店・企業

東紺屋町
- 中央酸素合名会社 - 主な業務は医療用酸素販売業^[14]。設立年月・1932年10月^[14]。
- 株式会社中國日々新聞社 - 主な業務は新聞発行業^[14]。設立年月・1926年7月^[14]^[15]。

西紺屋町
- 牛尾現株店（有価証券現物問屋）^[16]
- 牛尾合資会社 - 主な業務は開墾及農業植林業^[14]。株式公債の引受売買、土地殖林の経営^[15]。設立年月・1923年5月^[15]。
- 合名会社福永商会 - 主な業務は下駄材料販売業^[14]。設立年月・1931年6月^[14]。
- 山陽商事株式会社 - 主な業務は金銭貸付業^[14]。一般信託^[14]。設立年月・1913年3月^[14]。
- 合資会社辰之家 - 主な業務は料理業。設立年月・1936年12月^[14]。
- 吉中合名会社 - 主な業務は呉服太物商。設立年月・1922年10月^[17]。
- 人ノスク薬店^[18]

地域[編集]

教育[編集]

学校法人KTC学園屋久島おおぞら高等学校
KTC中央高等学院姫路キャンパス

健康[編集]

医療機関

西庵医院

医師

西庵久楠^[19]（医博、西庵病院長、1892年、和歌山県海草郡生まれ^[11]、先代久楠の二男^[11]、1922年に現地開業^[11]） - 住所は西紺屋町^[11]。
宮崎雄次郎^[19]
空地純一^[20]（医博、内科医、1892年生^[11]、都筑宗一の三男、空地忠蔵の養子^[11]） - 住所は西紺屋町^[11]。
空地忠蔵（歯科医師・空地歯科医院主）^[12]^[21]

相談[編集]

安平重雄（弁護士）^[22]

施設[編集]

寺院

光蓮寺 - 浄土真宗、西紺屋町^[23]。のち国府寺町へ移った。

出身・ゆかりのある人物[編集]

牛尾梅吉（実業家、政治家、資産家、牛尾合資会社代表社員^[24]、姫路水力電気社長、姫路銀行頭取、姫路商工会議所会頭） - 住所は西紺屋町^[24]。牛尾健治の父。ウシオ電機会長牛尾治朗の祖父。
牛尾健治（実業家、牛尾合資会社代表社員、中国合同電気、山陽商事各社長）^[11] - 牛尾治朗の父。
日山浅吉（質商、政治家・第38代兵庫県会議長） - 日山マサの入夫で、住所は東紺屋町^[11]。

脚注[編集]

^ “兵庫県姫路市魚町 (282010180)”. 国勢調査町丁・字等別境界データセット. 2022年3月15日閲覧。
^ ^a ^b “町別人口・年齢別人口－令和3年（2021年）12月末－”. 姫路市 (2021年12月31日). 2022年3月15日閲覧。
^ ^a ^b “郵便番号”. 日本郵便. 2022年3月15日閲覧。
^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2022年3月15日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f 『姫路市史市制施行三十年記念』198頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2016年2月14日閲覧。
^ 『姫路市統計一斑明治31-33年』8頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2016年2月19日閲覧。
^ 『姫路誌』76頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2016年2月17日閲覧。
^ “市立小学校・中学校・義務教育学校への入学・転校などのご案内”. 姫路市. 2022年3月15日閲覧。
^ 姫路みゆき通り商店街2016年2月14日閲覧。
^ 『関西実業名鑑明治40年』49頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2016年2月22日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j 『大衆人事録第12版近畿・中国・四国・九州篇』兵庫1-175頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2017年9月4日閲覧。
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^ 『姫路飾磨神崎紳士大鑑』120-121頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2016年2月19日閲覧。
^ 『兵庫県会社一覧昭和4年12月末日現在』117頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2016年2月19日閲覧。
^ 『実業家案内』30頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2017年9月4日閲覧。
^ ^a ^b 『大日本医師名簿』325頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2016年2月22日閲覧。
^ 『最近調査大日本医師名簿』367頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2016年2月22日閲覧。
^ 『兵庫県官民肖像録』120頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2017年9月6日閲覧。
^ 『改正日本弁護士名簿』119頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2017年8月12日閲覧。
^ 『姫路市史市制施行三十年記念』230頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2016年2月15日閲覧。
^ ^a ^b 『人事興信録第4版』う42頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2016年2月14日閲覧。

参考文献[編集]

姫路誌編『姫路市統計一斑明治31-33年』姫路市、1902-1903年。
橋本治策編『関西実業名鑑明治40年』関西実業名鑑編纂所、1908年。
真船多吉編『改正日本弁護士名簿』日本弁護士協会、1908年。
姫路誌編『姫路誌』姫路市、1912年。
木内英雄編『姫路市飾磨郡神崎郡大正紳士録』木内英雄、1912年。
宮井茂市『実業家案内』一市七郡実業家案内発行所、1913年。
人事興信所編『人事興信録第4版』人事興信所、1915年。
『兵庫県官民肖像録』博道社、1918年。
播磨史談会編『姫路市史市制施行三十年記念』姫路市、1919年。
『姫路飾磨神崎紳士大鑑』姫路興信所、1924年。
高崎雅雄編『大日本医師名簿』光明社、1925年。
『統計年報昭和2年』姫路商工会議所、1928年。
兵庫県総務部統計課編『兵庫県会社一覧昭和4年12月末日現在』兵庫県総務部統計課、1930-1935年。
光明社編『最近調査大日本医師名簿』光明社、1931年。
帝国秘密探偵社編『大衆人事録第12版近畿・中国・四国・九州篇』帝国秘密探偵社ほか、1938年。
交詢社編『日本紳士録第44版』交詢社、1940年。
兵庫県総務部調査課編『兵庫県会社一覧昭和15年12月末日現在』兵庫県総務部調査課、1941年。

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[1] “兵庫県姫路市魚町 (282010180)”. 国勢調査町丁・字等別境界データセット. 2022年3月15日閲覧。

[population-2] “町別人口・年齢別人口－令和3年（2021年）12月末－”. 姫路市 (2021年12月31日). 2022年3月15日閲覧。

[postal-3] “郵便番号”. 日本郵便. 2022年3月15日閲覧。

[4] “市外局番の一覧”. 総務省. 2022年3月15日閲覧。

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[6] 『姫路市統計一斑明治31-33年』8頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2016年2月19日閲覧。

[7] 『姫路誌』76頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2016年2月17日閲覧。

[8] “市立小学校・中学校・義務教育学校への入学・転校などのご案内”. 姫路市. 2022年3月15日閲覧。

[9] 姫路みゆき通り商店街2016年2月14日閲覧。

[10] 『関西実業名鑑明治40年』49頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2016年2月22日閲覧。

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[17] 『兵庫県会社一覧昭和4年12月末日現在』117頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2016年2月19日閲覧。

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[21] 『兵庫県官民肖像録』120頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2017年9月6日閲覧。

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