福山透

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
福山 透
(ふくやま とおる)
人物情報
生誕 1948年8月9日(66歳)
日本の旗 日本 愛知県安城市
出身校 名古屋大学(学部)
ハーバード大学(大学院)
学問
研究分野 有機化学
研究機関 ライス大学
東京大学
博士課程
指導教員
岸義人
博士課程
指導学生
門下生の節を参照
主な業績 マイトマイシンをはじめとする数多くの複雑な化合物の合成
芳香族アミノ化反応などの合成手法や反応を多数開発
主な受賞歴 アーサー. C. コープスコラー賞1993年
日本薬学会賞2006年
中日文化賞2009年
紫綬褒章(2009年)
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

福山 透(ふくやま とおる、昭和23年(1948年8月9日 - )は日本有機化学者東京大学大学院薬学系研究科教授。評議員(2007年4月〜2009年3月)。愛知県安城市出身。

略歴[編集]

業績[編集]

ライス大学時代より天然物全合成に取り組み、マイトマイシンデュオカルマイシン、(–)-CP-263,114、ストリキニーネ、レイナマイシン、FR900482など数多くの複雑な化合物の合成を完成している、アルカロイド類合成の世界的第一人者である。特にマイトマイシンの大量合成法は医薬品合成化学に多くのインパクトを与えた[要出典]

またその過程で2-ニトロベンゼンスルホニル基アミノ基保護基の一つ)、インドールの合成法(福山インドール合成と呼ばれ、第一世代と第二世代がある)、穏和な条件でアルデヒドチオエステルより生成する福山還元ヨウ化銅(I)を用いた穏和な芳香族アミノ化反応などの合成手法や反応を多数開発しており、いずれも広く使われる有用な合成手段となっている。抗ガン剤として有名なビンブラスチンの世界初の全合成やエクチナサイジン743の全合成はこれらの手法用いており、教科書にも取り上げられている。

受賞歴[編集]

  • 1993年 アーサー. C. コープスコラー賞, Abbott Distinguished Investigator Award受賞。
  • 2001年 有機合成化学協会賞(学術的)
  • 2003年 ISHC Senior Award in Heterocyclic Chemistry
  • 2004年 ACS Award for Creative Work in Synthetic Organic Chemistry
  • 2006年 日本薬学会
  • 2009年 中日文化賞[1]
  • 2009年 紫綬褒章

門下生[編集]

菅敏幸(元助教授、静岡県立大学・薬)、德山英利(元助教授、東北大学・薬)、小林義久(カリフォルニア大学サンディエゴ校)、横島聡(東京大・薬)、下川淳(東京大・薬)ら、国内外の企業で活躍する研究者を多く輩出する。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 中日文化賞:第62回(平成21年)”. 中日新聞. 2009年10月18日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]