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白井さゆり

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白井 さゆり(しらい さゆり、1963年1月2日 - )は、日本経済学者。本名は白井早由里(読み同じ)。慶應義塾大学総合政策学部教授(2016年9月 - )、専門分野は国際経済学マクロ経済学、アジア経済論、通貨政策。元日本銀行政策委員会審議委員(2011年4月1日 - 2016年3月31日)。 東京都出身。

経歴

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日銀政策委員会審議委員として

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2011年4月1日、須田美矢子の後任として日本銀行政策委員会審議委員に就任[2]

2013年4月4日、金融政策決定会合で「量的・質的金融緩和」の導入に賛成した[3]

2014年10月31日、金融政策決定会合で「量的・質的金融緩和」の拡大に賛成した[4][5]

2016年1月29日の金融政策決定会合では、マイナス金利の導入に「量的・質的金融緩和の補完措置導入直後のマイナス金利の導入は、資産買入れの限界と誤解される惧れがあるほか、複雑な仕組みが混乱を招く惧れがある」として反対した[6]

著作

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単著

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  • 『検証 IMF経済政策-東アジア危機をこえて-』東洋経済新報社、1999年4月
  • 『カレンシーボードの経済学-香港にみる米ドル連動制の再考』日本評論社、2000年
  • 『入門現代国際金融』東洋経済新報社、2002年3月
  • 『メガバンク危機とIMF経済政策』角川書店、2002年12月
  • 『人民元と中国経済』日本経済新聞社、2004年10月
  • 『国際比較くらしと経済 これならわかる 日本の実力』NHK出版、2007年1月
  • 『欧州迷走-揺れるEU経済と日本・アジアへの影響―』日本経済新聞社、2009年12月 ISBN:978-4-532-35394-0
  • 『欧州激震―経済危機はどこまで拡がるのか―』日本経済新聞社、2010年9月 ISBN:978-4-532-35444-2
  • 『ユーロ・リスク』日本経済新聞社、2011年6月 ISBN 978-4-532-26126-9
  • 『超金融緩和からの脱却』日本経済新聞出版社、2016年8月
  • 『東京五輪後の日本経済: 元日銀審議委員だから言える』小学館、2017年9月
  • 『仮想通貨時代を生き抜くための「お金」の教科書』小学館、2019年4月

共著

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講演CD

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  •  『揺れる欧州経済の深層と日本・アジアへの影響』暦日会パワーレクチャー事務局、2010年05月

脚注

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  1. ^ 平成27年度中の役員及び局室長級職員の主な再就職状況日銀 2016年5月2日
  2. ^ 審議委員の発令について日本銀行 2011年4月1日
  3. ^ 公表資料2013日本銀行 2013年4月4日
  4. ^ 日銀・政策決定会合、金融緩和を拡大Qnewニュース 2014年10月31日
  5. ^ 公表資料2014日本銀行 2014年10月31日
  6. ^ 日本銀行当座預金にマイナス金利を導入Qnewニュース 2016年1月29日

関連項目

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外部リンク

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