満月大経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

満月大経[1](まんげつだいきょう、: Mahāpuṇṇama-sutta, マハープンナマ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵中部に収録されている第109経。『大満月経』(だいまんげつきょう)[2]とも。

釈迦が、比丘たちに五蘊にまつわる仏法を説いていく。

構成[編集]

登場人物[編集]

場面設定[編集]

ある満月の晩、釈迦サーヴァッティー舎衛城)のミガーラマーター講堂に滞在していた。

一人の比丘に五取蘊について問われた釈迦は、五蘊と、それに関連する関心・原因・善・悪・離を、また更に、我見や我所見などを越えるために、五蘊の無常や非我を観ること等を説く。

この説法によって60人の比丘が解脱する。

日本語訳[編集]

  • 『南伝大蔵経・経蔵・中部経典3』(第11巻上) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 中部(マッジマニカーヤ)後分五十経篇I』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 中部経典4』(第7巻) 中村元監修 春秋社

脚注・出典[編集]

  1. ^ 『南伝大蔵経』
  2. ^ 『パーリ仏典』片山

関連項目[編集]

外部リンク[編集]