最初のワルプルギスの夜

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カンタータ『最初のワルプルギスの夜』(:Die erste Walpurgisnacht)作品60、MWV.D3は、フェリックス・メンデルスゾーンが作曲した4人の独唱、混声合唱と管弦楽のためのカンタータ

概要[編集]

メンデルスゾーンはカンタータを6曲ほど作曲しているが、そのうち2曲に作品番号が与えられており、1曲がこのカンタータ、もう1曲が『芸術家たちに』作品68である。

このカンタータはヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの勧めによって、1830年10月ローマで作曲され、翌1831年7月15日にミラノでほぼ書き上げられ、1832年2月13日に全曲が完成した。当時メンデルスゾーンはイタリアへ旅行に行っており、同地のローマへ訪問していた。

初演は1833年1月10日ベルリンのジングアカデミーにて行われ、その後一部改訂を施し、1843年2月2日ライプツィヒのゲヴァントハウスでも行われている。

テクストは、ゲーテが1799年に作った同名のバラード『最初のワルプルギスの夜』を基にしている。

楽器編成[編集]

ピッコロフルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニ(1対)、大太鼓シンバル、弦5部

声楽[編集]

アルトテノールバリトンバス混声合唱

演奏時間[編集]

約33分

構成[編集]

序曲と9曲から構成されている。序曲は2つの部分からなる。

序曲(1.悪天候 2.春への移行)
第1曲 5月はほほえむ
第2曲 あなた方はいとも大胆に振舞えますか
第3曲 今日、いけにえを捧げるのを畏れる者は
第4曲 男たちよ、ここに散らばれ!
第5曲 この愚かなキリスト教の僧たちを
第6曲 見張りたちの合唱
第7曲 万物の神を夜に密やかに崇めるのに相応しく
第8曲 助けてくれ、助けてくれ、戦友よ!
第9曲 煙は炎によって清められるごとく

外部リンク[編集]