斎藤由則
 |
さいとう よしのり 斎藤 由則 | |
|---|---|
| 生誕 | 1975年8月3日（48歳） |
| 国籍 |
 日本 神奈川県小田原市 |
| 別名 | トッピ |
| 職業 | 実業家、慶應義塾大学生 |
斎藤 由則（さいとう よしのり、1975年8月3日 - ）は、日本の実業家。中卒であったが42歳のときから学び直しから、44歳のときに慶應義塾大学に合格したことで話題となる[1]。
来歴・人物[編集]
神奈川県小田原市生まれ。愛称の”トッピ”は突飛な行動を繰り返す様から小学校1年生の時の担任教師が名付けた[2]。
幼いころから非行に走り中学卒業後は暴走族に、20歳になって暴力団員となる[3]。2度の懲役刑を受けて暴力団を抜ける決意をし、慣例として小指を詰める[3]。
住み込みの新聞配達員から人生をリスタートさせ、タクシー運転手、中華料理店の見習いなどを経験する。その後、観葉植物をオフィスなどに納品する事業を立ち上げ、不動産業や飲食店経営にビジネスを拡大。事業は成功するも燃え尽き症候群になってしまい鬱状態に陥ってしまう。
ビジネスパートナーとの富士登山をきっかけに勉強という新たな目標に目覚め、慶應義塾大学への入学を目指すようになる[4]。2018年、広島県福山市の訳あり塾生を支援する学習塾フジゼミに入塾して高卒認定試験から挑むも、入塾当時はアルファベットの「q」が書けないほどの学力だった[4]。1日12時間の猛勉強で高卒認定試験に合格。その年の大学受験では1校に合格するも、目標だった慶應義塾大学入学に失敗。翌年の再チャレンジを決意する。2019年秋、慶應義塾大学のAO入試に挑戦。一次試験は合格したが、面接で落選。1日15時間のさらなる猛勉強の末、2020年一般入試にて慶應義塾大学入学を果たす[4]。次なる目標として司法試験挑戦を公言している[5]。
慈善活動[編集]
ボランティア[編集]
寄付[編集]
著書[編集]
- 『中卒ヤクザの大学受験 0.0003％の挑戦』 玄武書房 、2021年。 ISBN 978-4909566317
メディア出演[編集]
テレビ[編集]
- 『テレビ派』(広島テレビ放送) - 2019年3月19日[11]
- 『WATCH』(広島テレビ放送) - 2019年4月27日[12]
- 『100%!アピールちゃん』 (TBSテレビ) - 2022年4月18日[13]
脚注[編集]
- ^ “元極道の46歳・現役慶應大生、早大受験勉強中の小倉優子を激励！”. 毎日放送 (2022年4月22日). 2022年12月27日閲覧。
- ^ 『中卒ヤクザの大学受験 0.0003％の挑戦』Yoshinori Saito, 由則 斎藤、玄武書房、2021年5月、16-18頁。ISBN 978-4-909566-31-7。OCLC 1264377567。
- ^ a b “慶応大学に合格した中卒の元ヤクザ 波瀾万丈の人生を語る【前編】”. NEWSポストセブン. 2022年5月6日閲覧。
- ^ a b c “慶応大学に合格した中卒の元ヤクザ 波瀾万丈の人生を語る【後編】”. NEWSポストセブン. 2022年5月6日閲覧。
- ^ “100%！アピ〜ルちゃん 2022/04/18(月)22:00 の放送内容 ページ1”. TVでた蔵. 2022年5月9日閲覧。
- ^ (日本語) 【さいとうゼミ】最終話 / 元暴力団幹部とっぴが夢を語る 2022年5月9日閲覧。
- ^ 『中卒ヤクザの大学受験 0.0003％の挑戦』Yoshinori Saito, 由則 斎藤、玄武書房、2021年5月、147-151頁。ISBN 978-4-909566-31-7。OCLC 1264377567。
- ^ (日本語) 「今なら笑える受験生活」辛かった〜笑 2022年5月9日閲覧。
- ^ “小田原市 | 記者発表資料「マスクの寄贈」”. www.city.odawara.kanagawa.jp. 2022年5月7日閲覧。
- ^ “小田原市 | 記者発表資料「小田原市奨学基金への寄附」”. www.city.odawara.kanagawa.jp. 2022年5月7日閲覧。
- ^ “テレビ放送のお知らせ | フジゼミからのお知らせ | 福山市の学習塾ならフジゼミ【ゼロから始める】大学受験・高卒認定試験”. www.fujizemi.com. 2022年5月9日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/htv_pippi/status/1122032047965364225”. Twitter. 2022年5月7日閲覧。
- ^ TBS. “TBSテレビ「アピールちゃん【ローランド、ユニクロで働く★元極道…慶応生の逆転人生】[字]」”. TBSテレビ. 2022年5月6日閲覧。
外部リンク[編集]
| 全般 | |
|---|---|
| 国立図書館 | |
