悪の華
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『悪の華』(あくのはな、フランス語: Les Fleurs du mal)は、シャルル・ピエール・ボードレールの詩集。全6部構成で、「憂鬱と理想」「パリの情景」「葡萄酒」「悪の華」「反逆」「死」からなる。『悪の花』の表記も用いられる。詩人の生誕から死までを退廃的、官能的に表現する。象徴主義の始まりを告げるボードレール唯一の韻文詩集で、のちの詩人に与えた影響は多大である。
[編集] 概要
1857年に初刊。序詩を含めた詩101篇を収録し、「憂鬱と理想」「悪の花」「反逆」「葡萄酒」「死」の順で配列。このうち6篇(禁断詩篇)が反道徳的であるとして、有罪・罰金処分を受け、該当詩の削除を命ぜられる。第2版は1861年に刊行。削除を免れた詩のほかに、32篇を追加し配列を変更し、全125篇を収録する。現在はこの第2版が定本。
このほか、ボードレールの死後に、その友人らが編集しゴーティエの序文を添えた第3版が刊行された。1866年に補遺詩集『漂着物』と題して刊行された詩篇を含め152編を収録。ただし、『19世紀猟奇詩集』(1864年)および『漂着物』に収録されていたボードレール自身が将来出すであろう『悪の華』決定版に回復させることは無理だと判断した禁断詩篇6篇については第3版にも収録されず、1869年に刊行された『悪の華・補遺』に収録されている。


