完備距離空間

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数学において距離空間 M完備かんび[1]であるとは、距離空間 M におけるいかなるコーシー列M 内の点に収束することである。またこの空間のことを完備距離空間[2]と呼ぶ。

目次

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絶対値による通常の距離を入れた有理数全体の集合 \mathbf{Q} は完備ではない。例えば x_1 = 1x_{n+1} = x_n/2 + 1/x_n で定義された数列で考えると、これは有理数からなるコーシー列であるが、収束点は \sqrt{2}、即ち無理数に収束しており、完備でないことがわかる。

距離空間 M を通常の距離を入れた開区間 (0, 1) と定める。このときコーシー列 \{1/2, 1/3, 1/4, 1/5, ...\}M 内に収束しないので、完備ではない。しかし閉区間 [0, 1] は完備である。

通常の距離を持つ実数直線 \mathbf{R}複素数平面 \mathbf{C} および、n 次元ユークリッド空間 \mathbf{R}^n は完備である。

[編集] 定理

距離空間 Mコンパクトであることと、M が完備かつ全有界であることは同値である。

[編集] 脚注

  1. ^ : complete
  2. ^ : complete metric space

[編集] 関連項目