失恋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
失恋(しつれん)とは、恋する相手への気持ちが成就しないこと。また、恋愛が何らかの形で終止符を打たれる事である。その形は様々だが、多くの人は、深い悲しみとショックに陥る。基本的に死別は失恋に含めない。
人によっては日常生活にも影響が表れ、食事が喉を通らないなどとなる事もある。英語では失恋はBroken Heartという。直訳すると「恋が壊れる」、「心が傷つく」となる。なお、日本ではよく英訳時にHeart Breakという表記も見られる。
目次 |
[編集] 失恋のパターン
おおまかな失恋のパターンは以下の通りである。
- 告白してフラれた
- 大半の人の『失恋』のイメージに必ず出てくるのがこのパターンだと言われる。片想いの相手にお付き合いをしたいという旨の告白を試みるが、その気にならない、または他に好きな人がいるという理由で断られてしまうことである。
- 相手が他の誰かと結ばれた/結ばれていた
- 好意を寄せている相手が自分ではない他の人に好意を持っていて、その好意を寄せている人も相手に好意を抱いている状態、どちらかが告白し、自分が告白する前に相手に恋人関係が成立するといったもの。もしくは、既に相手に恋人がいた場合がある。
- 恋人に別れを告げられる、または互いが話し合って別れる
- 両想いであった場合は、付き合っている中で片方が何らかの理由で相手に別れを切り出すという場合がある。
- その他
- 相手への気持ちを伝える前に、脈がないと判断し諦めてしまうなど。
[編集] 失恋による影響
失恋した後は、ほとんどの人が気分が沈み、泣いたり、その後何日も立ち直れなかったりする。これは人によって様々なので、新しい恋に進もうと、すぐに立ち直れる人もいれば、なかなか立ち直れず、何ヶ月も落ち込んだままの人もいる。特に何年か越しの片想いが失われた場合には、自殺を考える人も少なくない(後述)。又、食事が喉を通らないなど日常生活にも影響することもある。好意が過剰になりすぎて、相手やその恋人に復讐をしかけるストーカー行為に及んでしまう例もある。これは負の悪循環である。
負の悪循環を断つには悲しみや事実を受け入れることが重要である。失恋に意味がないことはなく、悲しんだり傷ついたりしながら人間的な成長が得られると言う考えが一般的である。
[編集] 失恋から立ち直るには
例としては、以下のものが挙げられる。
- 他のもの、趣味や仕事などに没頭する。
- 思いっきり泣き、気分をスッキリさせる。
- カラオケで存分に歌う。海や山に向かって大声を出す。
- 友達に愚痴などを聞いてもらい、語る。
- 新しい恋をして、必然的に前の恋の痛手を忘れてしまう。
- 気分を変えるため旅行をする。
- 失恋映画を見る。
このように、周りの友人からのフォローや励ましから、立ち直りへのきっかけを作ることもできる。ただし、特に重度でうつ病にまで発展するケースを除けば、失恋とは一時的に感情が沈んだ状態のことであり、精神疾患など病気の類ではない為[1]、明確な治療法はない。
その為、失恋からどのように立ち直っていけばいいのか分からず自殺に発展してしまう場合もある。失恋による自殺は特に若年層に見られ、経験の未熟さ故に、一時的な気分に任せて行為に及んでしまうという。その後もいいパートナーとなれる相手に巡り合うことは十分に可能な時期であるにも関わらず、失恋相手をこの世で唯一無二の存在と過剰に解釈することによるものもある。
そこまでいかずとも、失恋のショックからヤケになり、他人に辛くあたったり、暴飲暴食で体を壊したりするケースがある。
失恋から立ち直るのに必要なのは時間である。人によって立ち直るまでに必要な時間は万別だが、長い月日をかけることにより立ち直っていくことが、失恋において最も効能的であり、最も確実な特効薬であると言われている。企業によってはこれを考慮し「失恋休暇」と称した独自の休業制度を設けるところもある[2]。
いずれにせよ、気分を変えようと努め、肉体と精神を労わることが肝心である。
[編集] 復縁・復縁屋
失恋から立ち直ることを放棄し、相手とのよりを戻す、復縁を望む者も多い。
[編集] 脚注
- ^ しかし、ペットロス症候群に挙げられるように、大切なものを失った反動から来る喪失感などから一種の精神病・こころの病であるとの見解もある
- ^ Yahoo!辞書 - 失恋休暇

