原島嵩

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原島 嵩(はらしま たかし、1938年昭和13年)11月10日 - 2008年平成20年)7月6日)は、日本宗教家創価学会元教学部長。

同会幹部を歴任し池田大作名誉会長の側近を務めつつも、のち同会より除名されたが、日蓮正宗の信仰を続けた。 池田大作名誉会長の小説『新・人間革命』の登場人物・原山高夫のモデルであるとされている。

経歴[編集]

著書[編集]

  • 『創価学会』世紀書店、1970年。全国書誌番号:74008512NDLJP:12290384 
  • 『教学質問室』聖教新聞社 聖教文庫、1971年 全国書誌番号 75069887
  • 『生命哲学概論』聖教新聞社 聖教文庫、1973年 全国書誌番号 75077323
  • 池田大作監修、原島嵩著『法華経 生命のドラマ』祥伝社 小学館 (発売)、1974年 全国書誌番号 74010844
  • 池田大作・原島嵩著『御書と四条金吾 1・2』聖教新聞社 聖教文庫、1976年 全国書誌番号 75086301
  • 『人間革命の宗教』第三文明社、1977年7月。全国書誌番号:77010770NDLJP:12261016 
  • 『池田大作先生への手紙 私の自己批判をこめて』晩聲社、1980年8月。全国書誌番号:80037696NDLJP:12292065 
  • 『誰も書かなかった池田大作・創価学会の真実』日新報道、2002年7月 ISBN 4-8174-0522-8
  • 『絶望の淵より甦る 創価学会を脱会した歴史の生き証人 体験を通して真の信仰へ』日新報道、2007年4月 ISBN 978-4-8174-0645-3

親族[編集]

父親は公明党初代委員長、参議院議員を務めた原島宏治で、1964年12月、亡くなる1週間前に嵩に対して、「私は名誉もいらない。地位もいらない。ただ、願っていることはただ1つ、立派な日蓮正宗の1信徒でありたい」との言葉を残している[2]

実兄原島昭は、元創価学会本部職員、元東洋哲学研究所研究員で、日蓮正宗の信徒団体のひとつ妙観講の機関紙『慧妙』への寄稿などをしている。

脚注[編集]

  1. ^ 商品の説明 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) - Amazon.co.jp
  2. ^ 原島嵩 『絶望の淵より甦る-創価学会を脱会した歴史の生き証人 体験を通して真の信仰へ』 日新報道、2007年ISBN 978-4817406453