レンティル作戦

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レンティル作戦
戦争大東亜戦争 / 太平洋戦争
年月日:1945年1月4日から7日
場所スマトラ島
結果:イギリス軍が作戦目的を達成
交戦勢力
大日本帝国の旗 大日本帝国 イギリスの旗 イギリス
指導者・指揮官
- フィリップ・ヴァイアン中将
戦力
戦闘機(戦力不明) 空母3
攻撃機32
・戦闘機60
重巡洋艦1
軽巡洋艦3
駆逐艦8
損害
製油所、飛行場 攻撃機1損傷
戦闘機1損傷
インド洋の戦い (第二次世界大戦)

レンティル作戦 (Operation Lentil) は、1945年1月に実行された、イギリス軍によるスマトラ島製油所に対する攻撃。

イギリス軍は1944年12月に空母搭載機によるスマトラ島パンカラン・ブランダンの製油所攻撃を試みた(ロブソン作戦)が、この時は攻撃は雲に妨げられた。そのため、1945年1月に艦隊は再出撃した。出撃したのは空母インドミタブル(旗艦)、ヴィクトリアスインディファティガブル、重巡洋艦サフォーク、軽巡洋艦アルゴノートブラック・プリンスセイロン、駆逐艦ケンペンフェルトウェレプウェイガーグレンヴィルウラニアアンダウンテッドアンダインアーサからなるフォース65[1]で、フィリップ・ヴァイアン中将が率いた。

1月4日、シメウル島東方でアヴェンジャー32機、ファイアフライ12機、コルセア24機、ヘルキャット24機が発進し攻撃に向かった。攻撃隊はパンカラン・ブランダンの製油所のほか、周辺の飛行場なども攻撃した。今回は戦闘機による迎撃があったが、撃墜された機はなかった。エンジンの故障でアヴェンジャーが1機、燃料切れでファイアフライ1機が海上に不時着した。

フォース65は1月7日にトリンコマリーに帰投した。

脚注[編集]

  1. ^ 駆逐艦の艦名はJurgen Rohwer, Chronology of the War at Sea 1939-1945, Naval institute press, 2005, ISBN 1-59114-119-2 に拠る。

参考文献[編集]

  • John Winton, The Forgotten Fleet:The British Navy in the Pacific 1944-1945, Coward McCann, 1970