ルバイヤート
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『ルバイヤート』は、11世紀ペルシャ(イラン)の詩人ウマル・ハイヤームの四行詩集の題名。
そもそも「ルバイヤート」とはペルシャ語で「四行詩」を意味する「ルバーイイ」の複数形だから、訳せばまさに「四行詩集」という題になる。が、一般には多くウマルの詩集をさす固有名詞として使用されている。
この詩集はウマルの死後公表されたが、それまで彼は詩人としてはほとんど知られていなかったという。しかし数学、天文学、史学など数々の分野における多くの偉業を遺した学者としては著名であった。岩波文庫の日本語版訳者、小川亮作は「ペルシアのレオナルド・ダ・ヴィンチ」と評している。
[編集] 内容
神よ、そなたは我が酒杯を砕き、
愉しみの扉を閉ざして、
紅の酒を地にこぼした、
酔っているのか、おお神よ。
右手に教典、左手に酒杯、
ときには如法、ときには不如法、
我らは紺碧の大空のもと、
まったくの異教徒でなし、回教徒でなし。
[編集] 翻訳
日本語訳では、エドワード・フィッツジェラルド英訳版から蒲原有明が訳したのが最初、『春鳥集』(本郷書院、明治38年)。その後森亮による翻訳で日本で知られるようになった。ペルシア語の原典からの翻訳は小川亮作によるのが初めてで、これは岩波文庫に収められており、最も入手し易い版であり、よく知られている、ワイド版もある。最近では、陳舜臣による訳詩が2004年2月に集英社から出版された。岩波文庫、集英社版以外の近年刊行は以下の通り。
- 『ルバイヤット』 ジャスティン・マッカーシー英訳版、片野文吉訳 ちくま学芸文庫 2008年12月
- 『ルバイヤート集成』矢野峰人訳 国書刊行会 2005年1月 解説は南条竹則、高遠弘美
- 『ルバイヤット』森亮訳 <クラテール叢書3> 国書刊行会 1986年12月
- 『ルバイヤート 中世ペルシアで生まれた四行詩集』 エドワード・フィッツジェラルド英訳 竹友藻風邦訳 マール社 2005年11月
- 『新釈ルーバイヤート』 フィッツジェラルド英訳、秋国忠教訳 開拓社 1996年10月
- 『ルバイヤート オウマ・カイヤム四行詩集』 フィッツジェラルド英訳、井田俊隆訳 南雲堂 1989年4月
- 『ルバーイヤート』 黒柳恒男訳注 大学書林 1983年9月 原典訳
- 『ルバイヤアト』 尾形敏彦訳著 あぽろん社 1987年10月 英訳本


