リペツク

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リペツク
Липецк
リペツク空軍基地前に飾られたMiG-19
リペツク空軍基地前に飾られたMiG-19
リペツクの市旗 リペツクの市章
市旗 市章
位置
ロシア内のリペツク州の位置の位置図
ロシア内のリペツク州の位置
座標 : 北緯52度37分 東経39度36分 / 北緯52.617度 東経39.600度 / 52.617; 39.600
歴史
建設 1703年7月15日
行政
ロシアの旗 ロシア
 連邦管区 中央連邦管区
 行政区画 リペツク州の旗 リペツク州
 市 リペツク
市長 Evgeniya Uvarkina
地理
面積  
  市域 320 km2
標高 160 m
人口
人口 (2021年現在)
  市域 496,403人
  備考 [1]
その他
等時帯 モスクワ時間 (UTC+3)
郵便番号 3980XX
市外局番 +7 4742
ナンバープレート 48

リペツクロシア語: Ли́пецк, Lipetsk)は、ロシアの都市。リペツク州の州都である。人口は約49万人(2021年)。ヴォロネジ川沿いにあり、モスクワからは南東へ438km。

リペツクの名は13世紀の年代記に初出する。「リンデンの町」を意味するリペツクという名前は、ライプツィヒリエパーヤなどと語源を同じくする。1284年にはモンゴル帝国の軍に破壊された。

1703年、ピョートル大帝は砲弾を作るための鋳物工場を鉄鉱石の鉱床に近いリペツクに作るよう命じ、発展が始まった。1779年にはタンボフ県の主要な産業都市となり、以後ロシア帝国からソビエト連邦を経て今日まで、冶金・金属工業・機械工業・機械の部品やエンジン製造などで栄えてきた。リペツクでは大規模な冶金コンビナートや化学コンビナートが稼動しており、リペツク技術大学などの大学群や、戦闘機の試験などを行うリペツク空軍基地も所在する。

また1805年にはロシアでも最初期の温泉リゾートが開業し、ピート(泥炭)の泥湯で有名である。鉄を含む重炭酸カルシウムの温泉は様々な病気に効くとされる。

姉妹都市[編集]

脚注[編集]

  1. ^ city population”. 2023年5月16日閲覧。

外部リンク[編集]