ヨハンクライフ (競走馬)

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ヨハンクライフ
欧字表記 Johan Cruyff[1][2]
香港表記 告魯夫[3]
品種 サラブレッド[4]
性別 牡[4]
毛色 鹿毛[4]
生誕 1994年3月27日[4]
死没 2003年
父 デインヒル[4]
母 テスレミ[4]
母の父 Ogygian[4]
生国 イギリスの旗 イギリス[4]
生産者 National Stud
馬主 Mrs.John Magnier
→Thomas Liang Ting Sen（梁挺生）
[1][2][3]
調教師 A. P. O'Brien
→P. L Biancone
→D. A Hayes
→D. Oughton
[1][2]
競走成績
生涯成績 22戦6勝[4]
獲得賞金 85,095アイルランド・ポンド
12,565,570香港ドル[2]
勝ち鞍 G2：ガリニュールステークス（1997年）
G3：ベレスフォードステークス（1996年）
香港ダービー（1998年）
[1][2]
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ヨハンクライフ（Johan Cruyff、告魯夫）[4]は、イギリス生産の、アイルランドおよび香港の競走馬。主な勝ち鞍に1998年の香港ダービー、1996年のベレスフォードステークス、1997年のガリニュールステークス。

概要[編集]

  • 特記事項なき場合、本節の出典はRacing Post[1]、香港賽馬會[2]の情報に基づく。

1996年7月20日、ジョン・マグナー夫人の所有、エイダン・オブライエン厩舎の管理馬としてレパーズタウン競馬場のメイドン競走でデビューし、1着。2戦目のナショナルステークスはデザートキングの5着に終わるが、続くベレスフォードステークスを制して重賞初制覇。年明けて初戦のガリニュールステークスを勝って重賞2連勝とし、アイリッシュダービーではデザートキングの4着。このあとジョン・マグナー夫人から梁挺生にトレードされ、香港のパトリック・ビアンコーヌ厩舎に移籍する。

香港初戦のレディースパース2着ののち、2戦目セントアンドリューズチャレンジクエイクハンデキャップにて香港初勝利を飾る。香港国際カップは12着に崩れたが、1998年に入って香港クラシックトライアルを制し、続いて香港ダービーを制した。シーズン後半のクイーンエリザベス2世カップではオリエンタルエクスプレスの3着、シャティンフューチュリティトロフィーではインディジェナスの2着に入る。1998年からのシーズンは、初戦の星島カップ、2戦目の香港スチュワーズカップでともにビリオンウィンの2着となり、1番人気に支持された香港国際カップでは日本から遠征のミッドナイトベットの2着。年が明けてもチャイニーズニューイヤーカップと香港ゴールドカップでも2着に終わり、2シーズンまたいで都合6戦連続2着を記録。クイーンエリザベス2世カップでジムアンドトニックの3着に終わったのち、香港チャンピオンズ&チャターカップは出走を取り消した。1999年からのシーズンは初戦のシャティントロフィーこそ2着だったが、続く3戦は2着にも入らず、2000年のスチュワーズカップを最後に引退した。

競走成績[編集]

以下の内容は、Racing Post[1]、香港賽馬會[2]の情報および記載法に基づく。

出走日 競馬場 競走名 格 距離（馬場） 頭数 枠番
(Draw)		 馬番
(horse No.)		 オッズ（人気） 着順 騎手 斤量（lb./kg換算） タイム 着差（馬身/タイム差） 勝ち馬/（2着）馬
1996.07.20 レパーズタウン メイドン 芝7f (GF) 08 02 01着 C. ローチ 126/57 1:30.30 2馬身 1/2） （Ciste）
0000.09.21 カラ ナショナルS G1 芝7f (Gd) 10 04 05 05着 J. ムルタ 126/57 （1馬身 3/4） Desert King
0000.10.19 カラ ベレスフォードS G3 芝1m (Y/Sft) 05 03 01着 C. ローチ 123/55.5 1:44.30 2馬身 （Cambodian）
1997.06.06 カラ ガリニュールS G2 芝1m2f (Gd) 04 03 01 01着 K. マニング 120/54.5 2:11.90 4馬身 （Olympic Majesty）
0000.07.29 カラ 愛ダービー G1 芝1m4f (Y) 10 10 04 04着 S. ヘファーナン 126/57 （8馬身） Desert King
0000.11.15 沙田 レディースパース 芝1800m (GF) 08 07 06 03.5（2人） 02着 F. コーツィー 116/53.5 1:47.80 -0.1 Forest Spring
0000.11.30 沙田 セントアンドリュースチャレンジクエイクH 芝2200m (GF) 08 05 07 02.1（1人） 01着 E. ルグリ 125/56.5 2:15.30 -0.2 （Privilege）
0000.12.12 沙田 香港国際C G2 芝1800m (GF) 14 14 06 06.5（3人） 12着 E. ルグリ 127/57.7 1:48.40 -1.2 Val's Prince
1998.02.07 沙田 香港クラシックTR 芝1600m (GF) 11 02 05 04.1（2人） 01着 E. ルグリ 128/58 1:34.40 -0.2 （Danzighill）
0000.03.01 沙田 香港ダービー 香港G1 芝1800m (Gd) 13 12 07 01.6（1人） 01着 E. ルグリ 126/57 1:47.70 -0.8 （En Rapport）
0000.04.19 沙田 クイーンエリザベス2世C 香港G1 芝2000m (GF) 11 09 03 02.7（2人） 03着 E. ルグリ 128/58 2:01.30 -0.3 Oriental Express
0000.05.03 沙田 シャティンフューチュリティT 芝1600m (Y) 07 02 02 01.5（1人） 02着 F. コーツィー 134/60.5 1:37.10 -0.2 Indigenous
0000.11.08 沙田 星島C 芝1400m (Fm) 12 06 01 03.0（1人） 02着 E. ルグリ 135/61 1:21.60 -0.1 Billion Win
0000.11.21 沙田 スチュワーズC 芝1600m (Fm) 11 02 07 02.9（2人） 02着 E. ルグリ 126/57 1:33.90 -0.0 Billion Win
0000.12.13 沙田 香港国際C G2 芝1800m (GF) 14 12 08 04.6（1人） 02着 E. ルグリ 126/57 1:47.00 -0.1 Midnight Bet
1999.02.18 沙田 チャイニーズニューイヤーC 芝1600m (GF) 05 02 02 01.4（1人） 02着 E. ルグリ 130/59 1:34.00 -0.1 Oriental Express
0000.03.27 沙田 香港ゴールドC 芝2000m (GF) 09 06 04 03.6（2人） 02着 F. サンチェス 126/57 2:01.40 -0.1 Indigenous
0000.04.18 沙田 クイーンエリザベス2世C G2 芝2000m (GF) 12 06 09 06.3（3人） 03着 F. サンチェス 126/57 2:00.50 -0.4 Jim and Tonic
0000.05.15 沙田 香港チャンピオンズ&チャターC 芝2400m (GF) 6 04 取消 F. サンチェス 126/57 Oriental Express
0000.10.09 沙田 シャティンT 芝1600m (GF) 12 11 01 03.4（1人） 02着 F. サンチェス 135/61 1:34.70 -0.1 Desert Fox
0000.11.21 沙田 POK OIダイヤモンドジュビリーC 芝2000m (GF) 11 05 01 01.4（1人） 04着 K. ファロン 130/59 2:03.60 -0.4 Hunting Lad
0000.12.12 沙田 香港C G1 芝2000m (GF) 12 06 04 12.0（4人） 09着 F. サンチェス 126/57 2:02.70 -1.3 Jim and Tonic
2000.01.23 沙田 スチュワーズC 芝1600m (Y) 12 10 08 06.3（3人） 08着 F. サンチェス 126/57 1:36.80 -1.4 Resfa

引退後[編集]

引退後は種牡馬となり、最初ニュージーランド、2003年からはドイツで供用された。しかし、その年死亡したという。おもな産駒にはG1・ローマ賞優勝のエステジョがいる[5][6]。また、G3のドルメーロ賞勝ち馬のスクービドゥーが日本に繁殖牝馬として輸入され[7]、ドゥラメンテとの配合でサウンドビバーチェを産んでいる。

母の父としての主な産駒[編集]

血統表[編集]

ヨハンクライフの血統 （血統表の出典）[§ 1]
父系 ダンジグ系
 [§ 2]
父

Danehill
1986 鹿毛
父の父
Danzig
1977 鹿毛 		Northern Dancer Nearctic
Natalma
Pas de Nom Admiral's Voyage
Petitioner
父の母
Razyana
1981 鹿毛 		His Majesty Ribot
Flower Bowl
Spring Adieu Buckpasser
Natalma
母

Teslemi
1989 鹿毛 		Ogygian
1983 鹿毛 		Damascus Sword Dancer
Kerala
Gonfalon Francis S.
Grand Splendor
母の母
Martha Queen
1983 鹿毛 		Nijinsky II Northern Dancer
Flaming Page
Rosetta Stone Round Table
Rose Coral
母系(F-No.) (FN:26) [§ 3]
5代内の近親交配 Natalma 4×4=12.5%、Northern Dancer 3×4=18.75% [§ 4]
出典
  1. ^ [9]
  2. ^ [10]
  3. ^ [9]
  4. ^ [9][10]


脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f “Johan Cruyff(GB) form”. Racing Post. 2020年4月17日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g “JOHAN CRUYFF (BP333)”. 香港賽馬會. 2020年4月17日閲覧。
  3. ^ a b “告魯夫 (BP333)”. 香港賽馬會. 2020年4月17日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j “Johan Cruyff(GB)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月17日閲覧。
  5. ^ “ローマ賞、エステジョがG1で重賞初制覇”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2008年11月10日). 2020年4月17日閲覧。
  6. ^ “Estejo(GER)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月17日閲覧。
  7. ^ “スクービドゥー(GER)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月17日閲覧。
  8. ^ “サウンドビバーチェ”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年4月8日閲覧。
  9. ^ a b c “Johan Cruyff(GB) 血統情報：5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月17日閲覧。
  10. ^ a b “Johan Cruyffの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年4月17日閲覧。

外部リンク[編集]

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