モンテ・クリスト伯 (映画)
| モンテ・クリスト伯 | |
|---|---|
| The Count of Monte Cristo | |
| 監督 | ケヴィン・レイノルズ |
| 脚本 | ジェイ・ウォルパート |
| 製作 | ロジャー・バーンバウム ゲーリー・バーバー ジョナサン・グリックマン |
| 製作総指揮 | クリス・ブリガム |
| 出演者 | ジェームズ・カヴィーゼル |
| 音楽 | エド・シェアマー |
| 撮影 | アンドリュー・ダン ティム・ウースター |
| 編集 | クリストファー・ウォマック スティーヴン・セメル |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | 131分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $35,000,000[1] |
| 興行収入 | $54,234,062[1] $75,395,048[1] |
『モンテ・クリスト伯』(原題:The Count of Monte Cristo)は、2002年のイギリス・アイルランド・アメリカ製作の映画である。原作はアレクサンドル・デュマ・ペールの『モンテ・クリスト伯』。ただし、ストーリーや人物設定などに大幅な変更や脚色がある。
目次 |
ストーリー [編集]
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
マルセイユの一等航海士エドモン・ダンテスは、船長の病のためナポレオン・ボナパルトの流刑地エルバ島に立ち寄る。そこでナポレオンから、「私的な手紙」を「友人」のクラリオンという人物に届けて欲しいと依頼され、エドモンは承諾した。
帰港後、手柄を認められて船長に昇格し、また恋人メルセデスとの結婚の準備を進め、幸せの絶頂にあったエドモンだったが、メルセデスとの結婚式の最中、突然わけもわからず逮捕されてしまう。罪は反逆罪。エドモンの出世を妬む会計ダングラールと、エドモンの幸せを妬む航海士のフェルナン・モンデーゴが、ナポレオンの手紙のことを密告したのだ。そして、その手紙とは私的な手紙などではなく、ほかならぬエルバ島脱出計画の密書だったのだ。取調べで検事代理のヴィルフォールは、エドモンが無学で手紙が読めず、正直者だと知り、無罪放免するかに見えた。しかし、宛先がクラリオン氏と知ると態度を一変させ、手紙を燃やした上で、エドモンをイフ城に投獄した。実は、このクラリオンこそヴィルフォールの父であり、ヴィルフォールは自らの保身のために証拠隠滅を謀ったのだ。
こうして全てを奪われ、イフ城で無益な時間を過ごしていたエドモンだったが、ある時、トンネルを掘って脱獄を企てるファリア司祭に出会った。そして、エドモンはトンネル作りを手伝い、その合間に神父から様々な学問や剣術を学ぶこととなった。トンネルは開通間近になって崩れ、その下敷きになった司祭は死んでしまうが、いまわの際にモンテ・クリスト島に眠る財産のありかをエドモンに言い残した。エドモンは、神父の死体と入れ替わり、自分を陥れた者たちへの復讐を胸に、脱獄に成功する。投獄されてから14年もの月日が流れていた。密貿易商人としばらく行動を共にした後、モンテクリスト島の莫大な財産を手に入れて、屋敷を買い、「モンテ・クリスト伯」を名乗り、社交界に華々しくデビューしたエドモン。エドモンの復讐の計画が幕を開けた……。
キャスト [編集]
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
|---|---|---|
| エドモン・ダンテス/モンテ・クリスト伯 | ジェームズ・カヴィーゼル | 大塚明夫 |
| フェルナン・モンデーゴ | ガイ・ピアース | 森田順平 |
| メルセデス | ダグマーラ・ドミンスク | 田中敦子 |
| ファリア司祭 | リチャード・ハリス | 大木民夫 |
| ヤコボ | ルイス・ガスマン | 楠見尚己 |
| J・F・ヴィルフォール | ジェームズ・フレイン | 真殿光昭 |
| クラリオン・ヴィルフォール | フレディ・ジョーンズ | 穂積隆信 |
| ダンテスの父 | バリー・キャシン | 北村弘一 |
| ルイジ・ヴァンパ | J・B・ブランク | 樫井笙人 |
| モレール | パトリック・ゴッドフリー | 塚田正昭 |
| ナポレオン・ボナパルト | アレックス・ノートン | 星野充昭 |
| アーマンド・ドルレアック | マイケル・ウィンコット | |
| アルベール・モンデーゴ | ヘンリー・カヴィル |
スタッフ [編集]
- 監督:ケヴィン・レイノルズ
- 製作総指揮:クリス・ブリガム
- 脚本:ジェイ・ウォルバート
- 音楽:エド・シュアマー
原作との大きな相違点 [編集]
- マクシミリアンやヴァランティーヌ、ベネデット(アンドレア・カヴァルカンティ)、エデ、カドルッス、ダングラール夫人などが登場しない。
- フェルナン・モンデゴは元々貴族の息子の航海士で、エドモンとは昔からの親友だったということになっている。また、メルセデスと結婚したのは愛しているからではなく、金持ちで全てに飽きている彼に対し、エドモンは彼より身分が低いのに希望と幸せにあふれているのを妬み、ただ幸せを横取りしたいだけという設定で、実際に多くの愛人を作っていた。原作では、メルセデスに横恋慕する従兄の漁師で、エドモンの友人ではない。また、軍人となって卑怯な手で財産を築き、伯爵となった。
- メルセデスは、エドモン逮捕の1ヵ月後に早々とフェルナンと結婚してしまったが、映画ではその理由が描かれている。
- ヤコポは掟を破り、仲間に処刑されそうになっていたところをエドモンに助けられ、以後エドモンに忠実に仕えることを決める(原作では、脱獄した後のエドモンの船乗り仲間で、エドモンに信任されて従者となる)。また、映画では復讐しか頭にないエドモンを諌めるなど、重要な役割をする。
- ダングラールは、モレル商会を乗っ取り財産を築いたという設定。原作では、モレル氏の紹介で銀行家になり巨万の富を築き、男爵にまでなるが、その恩を忘れモレル氏が貧窮で困っていても、手を差し伸べなかった。
- ヴィルフォールの妻は1人だけである。またヴィルフォール夫人は登場シーンが少なく、ストーリーにはあまり深く関わってこない。原作では前妻と後妻がいて、前妻との間にヴァランティーヌ、後妻との間にエドゥアールがいる。
- ヴィルフォールは、最後に罪を暴かれて逮捕され、ピストル自殺を図るが失敗する(最初は自殺をする予定だったが、試写会での反応を見て変えたという)。また、フェルナンは逃亡途中にエドモンと出くわして決闘し、殺される(原作では、ヴィルフォールは名声も家族も失い発狂する。また、ピストル自殺をするのは、フェルナンの方である)。
- 映画のラストで、エドモンはメルセデスとアルベールと共に新たな道を歩みだす(原作では、エデと結ばれる)。
脚注 [編集]
- ^ a b c “The Count of Monte Cristo (2002)”. Box Office Mojo. 2010年2月5日閲覧。