マホガニーフクロモモンガ

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マホガニーフクロモモンガ
マホガニーフクロモモンガ
マホガニーフクロモモンガ Petaurus gracilis
保全状況評価[a 1]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 EN.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 二門歯目 Diprotodontia
上科 : フクロモモンガ上科 Petauroidea
: フクロモモンガ科 Petauridae
: フクロモモンガ属 Petaurus
: マホガニーフクロモモンガ P. gracilis
学名
Petaurus gracilis (de Vis, 1883)
和名
マホガニーフクロモモンガ
英名
Mahogany glider
Northern squirrl glider

Mahogany Glider area.png

マホガニーフクロモモンガPetaurus gracilis)は、哺乳綱二門歯目フクロモモンガ科フクロモモンガ属に分類される哺乳類。

分布[編集]

オーストラリアクイーンズランド州北東部)[1]

形態[編集]

体長オス24.7-26.7センチメートル、メス21.5-26.1センチメートル[1]。尾長オス33.5-38センチメートル、メス30-39センチメートル[1]体重オス330-500グラム、メス310-454グラム[1]。腹面の毛衣は赤褐色(マホガニー色)[1]

分類[編集]

1883年に記載後に標本がないままオブトフクロモモンガの亜種とされることもあったが、1989年に再発見された[1]

生態[編集]

20ヘクタールの行動圏内で生活するが、開墾された環境では行動圏が小さくなる[1]。行動圏内には最大13個の巣穴がある[1]。樹間を通常30メートル、最大60メートルまで滑空できる[1]。一晩に1.5キロメートルを移動し、食物となる花の開花時期には長距離を移動する[1]。外敵としてはフクロウ類オマキニシキヘビ類が挙げられる[1]

食性は雑食で、樹液花粉仮種被(アカシア類)、果実(ヤドリギ類)、地衣類昆虫などを食べる[1]

繁殖形態は胎生。繁殖期は秋季から翌年の春季で、1-2頭の幼獣を産む[1]。授乳期間は4-5か月[1]。生後1-1年半で性成熟する[1]。寿命は5-6年と推定されている[1]


人間との関係[編集]

マホガニーフクロモモンガが絶滅の危機に瀕している理由は、の植林、サトウキビバナナの栽培、牧畜のための開墾によって80%以上の生息地が減少したためである。現在も現地の農家が農業目的にマホガニーフクロモモンガの生息地を開墾し続けているために、不安定な状況にある。

クイーンズランド州公園・野生生物局はマホガニーフクロモモンガ(2000-2004年)のための回復プログラムを制定した。

参考文献[編集]

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 小原秀雄、浦本昌紀、太田英利、松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ7 オーストラリア、ニューギニア』、講談社2000年、150頁。
  • Jones, C. and Parish, S. (2006). Field Guide to Australian Mammals. Steve Parish Publishing Pty. Ltd (pp. 86, 89). ISBN 1-74021-743-8

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  1. ^ The IUCN Red List of Threatened Species
    • Burnett, S., Winter, J. & Martin, R. 2008. Petaurus gracilis. In: IUCN 2013. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2013.1.