フィックスターズ

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株式会社フィックスターズ
Fixstars Corporation
種類 株式会社
市場情報
東証マザーズ 3687 2014年4月23日上場
本社所在地 郵便番号:141-0032
東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー18階
設立 2002年8月8日
事業内容 マルチコアプロセッサ関連事業
代表者 三木聡(代表取締役社長兼CEO)
長谷川智彦(代表取締役会長)
資本金 2億6,275万円(2013年9月)
売上高 連結17億25百万円(2013年9月期)
純資産 連結6億84百万円(2013年9月)
総資産 連結10億60百万円(2013年9月)
従業員数 連結112名(2013年9月)
主要株主 三木聡 15.13%
長谷川智彦 14.91%
原行範 11.64%
従業員持株会 5.36%
ジャフコV2共有投資事業有限責任組合 4.92%
主要子会社 Fixstars Solutions Inc.(米国)
外部リンク http://www.fixstars.com/
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フィックスターズ(Fixstars Corporation)は、東京都品川区に所在するコンピュータ関連企業。フィックススターズではない。

CellGPUアーキテクチャをコアとしたマルチコアソリューションを製造・開発・販売している企業として知られている。

概要[編集]

Cellの登場からその可能性を見出してソフト、ハード両面からCellソリューションを提供していた。 Cellを使った従来のシステムの高速化やCellプログラム技術の普及活動などの実績がある。また、Cellを搭載したPCI Expressボード「GigaAccel 180」を販売していた。 Yellow Dog Linux事業も行っていてCellを含むPowerアーキテクチャ用Linuxも提供している。 2008年12月~2009年1月にかけてCellプログラミングコンテストを開催[1]Tesla製品の販売なども行っている[2]。 現在はx86、GPU、ARM、POWERなど様々なマルチコアプロセッサ向けのソフトウェア最適化サービスや開発プラットフォームの提供を行っている。

事業内容[編集]

マルチコアプロセッサを利用した、様々な開発およびコンサルティングを行う。

  • マルチコア向けソフトウェアプロファイリング
  • マルチコア向けソフトウェア最適化
  • マルチコアプロセッサ搭載ハードウェア導入支援
  • マルチコアプログラミングトレーニング

製品[編集]

M³プラットフォーム
マルチコア、マルチノード、マルチアーキテクチャ環境向けソフトウェア開発プラットフォーム
GigaAccel 180
Cell搭載PCI Expressアクセラレータボード
PowerLinux - 7R2 Yellow Dog Appliance
IBM POWER7プロセッサー搭載サーバ
Eiger EG-2S
Cell搭載組み込み用ボード
Yellow Dog Linux
Power系、Cell対応Linux
Yellow Dog Linux for CUDA
NVIDIA GPUをアクセラレータとするx86システム用GPUコンピューティング対応Linux

取締役[編集]

代表取締役会長 長谷川 智彦
代表取締役社長/CEO 三木 聡
取締役/COO 田村 陽介
取締役管理本部長 堀 美奈子
取締役 蜂須賀 利幸
取締役 原 行範
社外取締役 大石 恭一
社外監査役 泉谷 勇造
社外監査役 二階堂 洋治
社外監査役 志方 洋一

2014年3月現在

マルチコアソフトウェア開発実績[編集]

  • リアルタイム音響測定ソフトウェア「RT-IR01」[3]
  • OpenCVライブラリのCell/B.E.向け高速化モジュール「CVCell」[4]
  • 米Broadcast InternationalとCell/B.E.向けH.264フルHDリアルタイムエンコードソフトウェアを開発[5]
  • メモリーテックとH.264リアルタイムエンコーディングが可能なデジタルコンテンツ管理システム「KaleiDA-Turbo™」を開発[6]
  • H.264リアルタイムソフトウェアエンコーダの新製品を発売[7]
  • PS3を活用した高速・高画質H.264ソフトウェアエンコーダ「CodecSys CE-10」シリーズを発売[8]
  • Windows版、Blu-ray 3D対応H.264ソフトウェアエンコーダAccelcoder Xを発売[9]
  • M³プラットフォームを利用したグローバル・イルミネーションレンダラ「lucille」[10]

マルチコアシステム導入実績[編集]

  • みずほ証券のデリバティブシステムを高速化[11]
  • 三菱総合研究所の動産担保融資における在庫データのモニタリング[12]
  • 米国空軍研究所にて2016台のプレイステーション3を使った高速クラスターシステム(コンドルクラスターと呼称)を構築。1700台のPS3、Linuxと管理ツール納入[13]

沿革[編集]

  • 2002年8月 - 神奈川県横浜市に、有限会社フィックスターズを資本金500万円をもって設立。
  • 2003年8月 - 資本金を2800万に増資し、株式会社フィックスターズへ組織変更。本社を東京都渋谷区鉢山町に移転。
  • 2004年7月 - マルチコア技術開発部を設立。Cell/B.E.プログラムに取り組む。
  • 2005年5月 - 本社を東京都渋谷区恵比寿に移転。
  • 2005年9月 - ソニーコンピュータサイエンス研究所から田村 陽介を取締役CTOとして迎え入れる。資本金を3000万に増資。
  • 2006年10月 - 本社を東京都港区港南(品川)に移転。岡本 伸一を社外取締役として迎え入れる。
  • 2006年12月 - 資本金を1億4,150万円に増資。
  • 2007年8月 - 資本金を1億7,145万円に増資。
  • 2008年5月 - 資本金を1億9,680万円に増資。
  • 2008年8月 - 品川開発センターを開設。
  • 2008年11月11日 - 米Terra Soft SolutionsからYellow Dog Linuxを含む全事業を買収。買収した事業、従業員およびコロラド州の支社はフィックスターズが新たに設立した米国子会社Fixstars Solutions Inc.が引き継ぎ。
  • 2008年12月 - 資本金を2億1,055万円に増資。
  • 2009年12月 - Terra Soft Solutionsから引き継いだコロラドオフィスを閉鎖していたことを発表。
  • 2010年3月 - 本社を東京都品川区大崎に移転。
  • 2014年4月23日 - 東京証券取引所マザーズ上場。

脚注[編集]

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  1. ^ Hack the Cell 2009
  2. ^ フィックスターズ、NVIDIA CUDAによるGPUソフトウェアサービスの提供を開始
  3. ^ フィックスターズ、リアルタイム音響測定ソフトウェア「RT-IR01」を発売プレスリリース 2007年8月20日
  4. ^ フィックスターズ、OpenCVライブラリのCell/B.E.向け高速化モジュール「CVCell」を開発プレスリリース 2007年11月28日
  5. ^ フィックスターズと米Broadcast International、Cell/B.E.向けフルHDエンコードソフトウェアを開発プレスリリース 2008年9月12日
  6. ^ メモリーテック、H.264リアルタイムエンコーディングが可能なデジタルコンテンツ管理システム「KaleiDA-Turbo™」を発表プレスリリース 2008年11月14日
  7. ^ フィックスターズ、H.264リアルタイムソフトウェアエンコーダの新製品を発売プレスリリース 2009年2月24日
  8. ^ PS3を活用した高速・高画質H.264ソフトウェアエンコーダ「CodecSys CE-10」シリーズを発売プレスリリース 2009年6月1日
  9. ^ フィックスターズ、プロ向けBlu-ray 3D対応ビデオエンコーダAccelcoder Xを発売プレスリリース 2011年10月20日
  10. ^ lucille - Global Illumination Renderer lucilleウェブサイト
  11. ^ フィックスターズ、みずほ証券のデリバティブシステムをCell/B.E.で高速化に成功プレスリリース 2008年5月27日
  12. ^ 三菱総合研究所、動産担保融資における在庫データのモニタリングにCell/B.E.を活用プレスリリース 2008年12月8日
  13. ^ 米国空軍研究所、PS3を用いた世界最高レベルの高速クラスターシステムを構築プレスリリース 2010年11月18日

関連サイトリンク[編集]