ビッグステップ

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心斎橋BIGSTEP(ビッグステップ)

BIG STEP

地図
ビッグステップの位置(大阪市内)
ビッグステップ
情報
用途 衣料品店、ライブハウス、映画館、レストラン、スポーツクラブ、ギャラリーなど
設計者 環境開発研究所
赤松菅野建築設計事務所
施工 竹中工務店東急建設
建築主 大和銀行安田信託銀行三菱信託銀行
事業主体 株式会社三栄建設
管理運営 大阪屋通商株式会社
構造形式 膜構造
敷地面積 4,278 m²
建築面積 3,335 m²
延床面積 28,621 m²
階数 地上7階・地下4階
着工 1990年平成2年)2月
竣工 1993年(平成5年)
開館開所 1993年(平成5年)3月4日[1]
所在地 542-0086
大阪府大阪市中央区西心斎橋1丁目6番14号
座標 北緯34度40分19.8秒 東経135度29分55.9秒 / 北緯34.672167度 東経135.498861度 / 34.672167; 135.498861 (心斎橋BIGSTEP(ビッグステップ))座標: 北緯34度40分19.8秒 東経135度29分55.9秒 / 北緯34.672167度 東経135.498861度 / 34.672167; 135.498861 (心斎橋BIGSTEP(ビッグステップ))
備考 地下鉄御堂筋線心斎橋駅及び地下鉄四つ橋線四ツ橋駅から徒歩2分
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心斎橋BIGSTEP(ビッグステップ)は大阪府大阪市中央区西心斎橋アメリカ村(アメ村)にあるファッションビルである。

概要[編集]

大阪市立南中学校跡地に大阪市の「西心斎橋土地信託事業」として開発され、1993年(平成5年)に開業した複合商業施設。

ビルの中心部は、地下2階から天井の7階まで吹抜けがあるなど、その個性的なデザインの建築物は、アメリカ村ランドマーク的存在である。

館内には、アパレルと飲食店舗、ライブハウスBIGCATミニシアター「シネマート心斎橋」、スポーツクラブ、1300面以上のガチャコーナーなどがテナントとして入っている。グラフィックアーティスト黒田征太郎氏のギャラリー&アトリエやピンボールアーケード、スケートパークなど、他の商業施設とは違った、独自のカルチャーを持つコンテンツで構成されている。

独特のデザインが施されたトイレや、共用部分に点在するアーケードゲーム機やアーティストの作品、季節毎に変わる館の装飾デザインは、若者の撮影によく利用されており、映えスポットとしてSNSで頻繁に取り上げられている。

吹き抜け中央部にある2階から3階、3階から4階のカーブがかかったスパイラル・エスカレーターは、国内でも30基しかなく、そのうちの2基がビッグステップにあることから、エスカレーター・マニアの間でも人気を呼んでいる。

1994年(平成6年)に大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞)第14回奨励賞を受賞[2]

2007年に大阪市からパシフィックマネジメントに約167億円で売却され、大阪市は売却益70億円を計上した[3]2008年(平成20年)には阪神電気鉄道100%子会社の大阪ダイヤモンド地下街株式会社(ディアモール大阪を運営)に運営管理業務を委託された[4]

2013年には大阪府八尾市に本社を置く株式会社三栄建設が取得している[5]

シネマート心斎橋[編集]

シネマート心斎橋(Cinem@rt Shinsaibashi)

  • 1993年、ヘラルド・エンタープライズ(後の角川シネプレックス→シネプレックス)の経営・運営により「パラダイスシネマ」としてオープン。
  • 2002年6月、松竹に経営譲渡され、「パラダイススクエア」に改称。
  • 2006年3月31日「パラダイススクエア」閉館。同年4月15日、エスピーオーに経営が譲られ、館名を「シネマート心斎橋」と改称しリニューアルオープン。
シネマート心斎橋の正面入口

特徴[編集]

パラダイスシネマ時代は主にアート系の作品を、パラダイススクエア時代は丸の内ピカデリー2系の作品をメインに、中規模系作品も多く上映していたが、シネマートになって以降は主にアジア系の映画作品を数多く上映している。

  • スクリーン1:104席
  • スクリーン2:103席

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]