ニンガルー・リーフ

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世界遺産 ニンガルー・コースト
オーストラリア
ニンガルー・コーストのオニイトマキエイ
ニンガルー・コーストのオニイトマキエイ
英名 Ningaloo Coast
仏名 Côte de Ningaloo
面積 705,015ha
登録区分 自然遺産
登録基準 (7),(10)
登録年 2011年
IUCN分類 Unassigned
公式サイト ユネスコ本部(英語)
使用方法表示

ニンガルー・リーフ英語:Ningaloo Reef)は、オーストラリア西海岸にある珊瑚礁で、パースの北おおよそ1,200キロメートルに位置する。珊瑚礁の長さは、260キロメートルに達し、オーストラリアでは最大規模の珊瑚礁である。

ニンガルー・リーフは、ジンベイザメが一定の期間、生活を営んでいる場所であり、エコ・ツーリズムに関して、活発な議論が行われた場所として知られている。1987年、リーフとその周辺は、ニンガルー海洋公園として指定された[1]

2007年1月8日、UNESCO世界遺産暫定リストに登録され、2011年6月、世界遺産に登録された[2]

動物相[編集]

ニンガルー・リーフは、3月から6月にかけて、ジンベイザメが生活を営む場所で有名であるけれども、それ以外にも、サンゴのみならずそれ以外の海洋生物が生息している。冬の間のニンガルー・リーフは、イルカジュゴンオニイトマキエイザトウクジラが定期的に移動してくる場所ともなる[3]

ニンガルー・リーフの砂浜は、ウミガメの産卵場所として、重要な場所でもある。ウミガメ以外にも、500種類の魚類、300種類のサンゴ、600種類の軟体動物、それ以外の海洋性無脊椎動物が生息している。

反対運動[編集]

2000年代初頭、モーズ・ランディング(Mauds Landing)と呼ばれる地域に、リゾート建設が持ち上がったが、この場所は、ウミガメの繁殖地であった。リゾート建設は、海洋公園全体の価値を減価される可能性があった。

現地の作家であるティム・ウィントン(en)は、この計画に反対の立場を示した[4]2002年、ウィントンが西オーストラリア・プレミアズ・ブック・アワード(en)を受賞すると、彼は、珊瑚礁の保護活動のために、25,000ドルを寄付した[5]

結局、計画されたリゾート建設は中止になったが、開発業者はいまだに、この地域の開発に関心を抱いている。

研究活動[編集]

ニンガルー・コラボレーション・クラスターは、2007年に、この地方の研究を行うために開始された。ニンガルー・コラボレーション・クラスターには、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)やオーストラリア中の大学、たとえば、カーティン工科大学西オーストラリア大学オーストラリア国立大学クイーンズランド大学から研究者が参加している。

世界遺産[編集]

登録基準[編集]

この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (7) ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。
  • (10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。

脚注[編集]

  1. ^ Ningaloo National Marine Park, Western Australia”. NASA Earth Observatory. NASA. 2008年9月7日閲覧。
  2. ^ Kenya Lake System in the Great Rift Valley and Australia's Ningaloo Coast inscribed on UNESCO's World Heritage List”. UNESCO. 2011年6月25日閲覧。
  3. ^ M. Bright, 1001 Natural Wonders You Must See Before You Die, Quintet Publishing, London 2005
  4. ^ Tim Winton's Ningaloo Reef Rally Speech”. The Wilderness Society. 2006年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年12月19日閲覧。
  5. ^ Tim Winton wins WA Premier's Award and donates all proceeds to save Ningaloo Reef.”. The Wilderness Society. 2006年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年12月19日閲覧。

外部リンク[編集]

座標: 南緯22度40分 東経113度39分 / 南緯22.667度 東経113.650度 / -22.667; 113.650