テンレック

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テンレック
Tanrek.jpg
テンレック Tenrec ecaudatus
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
亜綱 : 獣亜綱 Theria
: アフリカトガリネズミ目 Afrosoricida
: テンレック科 Tenrecidae
亜科 : テンレック亜科 Tenrecinae
: テンレック属 Tenrec
: テンレック T. ecaudatus
学名
Tenrec Lacépède1799
Tenrec ecaudatus (Schreber1778)
和名
テンレック
英名
Common tenrec
Tenrec ecaudatus range map.svg
テンレックの分布

テンレックTenrec ecaudatus)は、哺乳綱アフリカトガリネズミ目テンレック科テンレック属、もしくはその1種。本種のみでテンレック属を形成する。テンレック属はテンレック科の模式属

分布[編集]

マダガスカル固有種コモロセーシェルフランスレユニオン)、モーリシャスに移入。

形態[編集]

体長25–39cm。尾長0.5–1cm。体重0.5–1.5kg。アフリカトガリネズミ目最大種。全身は褐色の体毛で覆われる。尾は非常に短く、種小名 ecaudatusは「尾のない」の意。

口は大きい。歯列は門歯上顎4本、下顎6本、犬歯上下2本ずつ、小臼歯上下3本ずつ、大臼歯上下3本ずつ。

オスの犬歯は1.5cmと長く、上顎犬歯前部に窪みがあり下顎の犬歯を納めることができる。乳首の数は29で、哺乳綱では最も多い。幼獣は棘状の体毛が生え、黒と白の縦縞が入る。縦縞は保護色になると考えられている。

生態[編集]

森林サバンナに生息する。夜行性。5-12月の乾季は地中に潜り休眠する。外敵に襲われると口を大きくあけ噛みつく。幼獣は背中の針状の体毛を相手に刺したり、体毛を擦り合わせて音を出し親に危険を知らせる。

食性は雑食で、昆虫類や陸棲の貝類ミミズカエル、小型爬虫類、小型哺乳類、果実等を食べる。

繁殖形態は胎生で、1回に平均20頭、最高32頭の幼獣を産む。

人間との関係[編集]

生息地では食用とされることもある。

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]