チョン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

チョン

  1. 拍子木の打音などの音表示。「チョンと押す」「ちょん切る」など擬音語や擬態語としても用いられる。
  2. 上記から転じて、ちょっとしたもの、転じて、程度の軽いもの、まともでは無いもの、頭の悪い物や人物を指す。江戸時代の文献にも見られる言葉。1870年代明治3年頃)に書かれた『西洋道中膝栗毛』にも「ばかだの、ちよんだの、野呂間だの」という表現で出てくる。「バカチョンカメラ」の語源はこちらであるとされる。
  3. 点のこと。読点  繰り返し記号   
  4. 朝鮮朝鮮人を侮蔑する言葉。本稿で解説する。
  5. 韓国・朝鮮人の姓。「全」「鄭」「田」などの漢字の朝鮮語読みを日本語で音写した場合、このように表示される。これに該当する姓を宗親会の資料から列挙すると、全田錢傳:()、鄭丁程:()、千天:()となる。
  6. () 北朝鮮補助通貨で、100分の1ウォンに当る。漢字表記は「銭」。詳しくはウォンを参照。

チョンは、朝鮮朝鮮人を侮蔑する言葉。「チョン公」とも。

この蔑称の語源については、単に「朝鮮」(チョウセン、チョソン)という言葉の短縮形という説が一般的であるとされるが、省略方法が他に見られない方式が取られている。これについては、「朝鮮」ではなく「朝鮮人」の省略とみる向きもある。朝鮮で未婚の男性が結っていた髷の「チョンガー(総角)」に由来するという説、「朝鮮高校生」の省略である「朝高」が「チョン公」に転化したという説、上記1の「チョン」が語源であるとする説もあるが、侮蔑が目的であることからこれらの説は一般的ではない。

さらに、常に朝鮮人に対して利用される侮蔑呼称であることから、上記5の朝鮮人の姓「チョン」から発展したとする向きもある。北朝鮮への蔑称として「北チョン」、韓国への蔑称として「南チョン」、在日コリアンへの蔑称として「在チョン」という人もいる。また朝鮮半島全体を「チョン半島」と呼ぶ人もいる。

(また、近年まで朝鮮には、身分差別があり、その最下層に「白丁(ペクチョン)」があった。 ペクチョンは、賤民の中で最下位に位置する被差別民を差す言葉であり、多くの朝鮮人により嫌われ嫌悪されていた。 その為か、戦前、戦中に日本に移り住んだ人達にも、この出身者(在日コリアン)が多くいた[要出典]為、その侮蔑語として「ペクチョン」の一部を略して、「チョン」と呼ばれていた[要出典]という説もある。)

他の言語