西洋道中膝栗毛

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西洋道中膝栗毛(せいようどうちゅうひざくりげ)は、仮名垣魯文・総生寛(第12編より)作の滑稽本。明治3年(1870年)12月 - 9年(1876年)刊。全15編30冊、万笈閣刊。挿画は落合芳幾・3代目歌川広重・猩々暁斎など。

十返舎一九の『東海道中膝栗毛』にならって、弥次郎兵衛、北八の3代目の孫ふたりを、イギリスのロンドン万国博覧会見物に出立させ、その道中の滑稽を叙したものである。当時、大当たりをとっていた福澤諭吉の『西洋旅案内』にあてこみ、これと膝栗毛の趣向を取り合わせたのである。魯文には洋行体験はないものの、英文の読書は出来たので、文物の知識は的確であり物語としては荒唐無稽ではない。しかし、後半は話のスケールが広がって、魯文の手にあまり、他の作者に委託している。

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