アデン
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アデン(Aden, عدن)はアラビア半島南端、アデン湾に面するイエメン共和国の港湾都市。現在の人口は約59万人。1990年の南北イエメン統合まではイエメン人民民主共和国の首都であった。
古くから海運の要衝として注目され、オスマン帝国もここを支配していた。15世紀には明の鄭和が寄航している(「阿丹」と記されている)。その後はエジプトの支配をへてイギリスの植民地「アデン植民地」として一都市を以って支配を受ける。イギリス統治下で急速に港湾として機能が充実し、人口が増加した。
2000年にアデン港沖で、アルカーイダメンバーによる犯行とされる米艦コール襲撃事件があった。
[編集] 地理
市部はアデン半島と対岸のリトル・アデンまでの三日月形の地域である。中心はアデン半島で標高551mの火成岩の岩山(シャムシャーン山)を取り巻くようにして街並みが広がっている。住民は90%がアラブ人であるが、インド人、パキスタン人、ソマリア人等もいる。アデン市一帯は不毛の火山岩地帯で、黒い切り立ったけわしい岩山が街並みの背後にそびえている。その岩山の稜線に沿って古い時代の城壁やトルコ軍の砦の遺構が見える。インド洋から湿った熱風が吹きつけ、年間を通じて気温は高く、1月の平均25.5℃、7月は32.2℃、年間降雨量は約40mm。

