ジャーメル・チャーロ 対 ブライアン・カスターニョ戦

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ジャーメル・チャーロ 対 ブライアン・カスターニョ戦
開催日 2021年7月17日
認定王座 WBAWBCIBFWBO世界スーパーウェルター級王座統一戦
リングマガジン世界スーパーウェルター級タイトルマッチ
開催地 アメリカ合衆国テキサス州サンアントニオ
会場 AT&Tセンター
リングアナ ジミー・レノン・ジュニア
放送局 Showtime
実況・解説 ジム・グレイ(進行役)
マウロ・ラナーロ(実況)
アル・バーンスタイン(インタビュアー)
アブネル・マレス(解説)
主催 トム・ブラウン(TGBプロモーションズ)
ジャーメル・チャーロ(ライオンズ・オンリー・プロモーションズ)
フロイド・メイウェザー・ジュニアメイウェザー・プロモーションズ
サンプソン・リューコイツ(サンプソン・ボクシング)

ジャーメル・チャーロ 対 ブライアン・カスターニョ
Iron Man El Boxi
比較データ
31歳 年齢 31歳
テキサス州リッチモンド 出身地 ブエノスアイレス州イシドロ・カサノバ
35戦 34勝 (18KO) 1敗 戦績 18戦 17勝 (12KO) 無敗 1分
180cm 身長 171cm
153 lb (69 kg) 体重 153+14 lb (69.5 kg)
185cm リーチ 171cm
オーソドックス 特徴 オーソドックス
デリック・ジェームス 指導者 カルロス・カスターニョ
WBA世界スーパーウェルター級スーパー王者WBC世界スーパーウェルター級王者・IBF世界スーパーウェルター級王者・リングマガジン世界スーパーウェルター級王者 評価 WBO世界スーパーウェルター級王者

結果 12回判定ドロー(1-1)
主審 エクトール・アフー
副審 スティーブ・ワイスフェルド
ネルソン・バスケス
ティム・チーザム

ジャーメル・チャーロ 対 ブライアン・カスターニョ戦(ジャーメル・チャーロ たい ブライアン・カスターニョせん)は、2021年7月17日、アメリカ合衆国テキサス州サンアントニオAT&Tセンターで開催されたプロボクシングの試合。WBAWBCIBF世界スーパーウェルター級王者のチャーロとWBO世界スーパーウェルター級王者のカスターニョが行う4団体王座統一戦。通算で5回目となる4団体統一戦となり、スーパーウェルター級では初めてとなる4団体王座統一戦となった。

試合成立まで[編集]

2020年9月26日、コネチカット州のモヒガン・サン・カジノでWBAスーパー・IBF世界スーパーウェルター級王者ジェイソン・ロサリオと対戦し、8回21秒KO勝ちを収めWBC王座の初防衛に成功、WBAスーパー王座とIBF王座に空位だったリングマガジン王座を獲得した。二部構成の興行として行われ、第一部のメインイベントに双子の兄・ジャーモールが出場し、第二部のメインイベントにジャーメルが出場した[1]

2021年2月13日、カリフォルニア州インディオのファンタジー・スプリングス・カジノでWBO世界スーパーウェルター級王者パトリック・テシェイラと対戦し、カスターニョが12回3-0(119-109、120-108、117-111)判定勝ちを収め王座獲得に成功した。この試合でカスターニョは106,750ドル(約1120万円)、テシェイラは12万5000ドル(約1310万円)のファイトマネーを稼いだ[2]

2021年4月15日、Showtimeは5月から9月にかけての放送スケジュールを発表しチャーロvsカスターニョ戦を7月17日に開催することを発表[3][4]、6月16日には7月17日の試合会場がプレミア・ボクシング・チャンピオンズとして6年振りの進出となるAT&Tセンターになることが発表された[5]

2021年7月16日、前日計量が行われチャーロが153ポンドでカスターニョが153ポンド1/4で一発で計量をパスした[6]

2021年7月17日、AT&Tセンターで行われたWBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーウェルター級王座統一戦に於いて、12回1-1(114-113カスターニョ、117-111チャーロ、114-114)の判定により、両者ドロー防衛となり、スーパーウェルター級初の4団体統一王者誕生はならなかった[7]。しかしこの試合は、競った好試合ながらカスターニョが勝っていたとの声が圧倒的に多く、実際、米国スポーツメディア「The Athletic」のマイク・コッピンガー記者が自身のTwitter上で行ったアンケートでも、カスターノ勝利支持が89.3%に対してチャーロ勝利支持は10.7%とカスターニョ勝利支持の投票が圧倒した[8]

以降の動向は「ジャーメル・チャーロ 対 ブライアン・カスターニョ第2戦」を参照

対戦カード[編集]

階級 契約 vs. 結果 ラウンド 時間 Notes
スーパーウェルター級 154 lbs. アメリカ合衆国の旗 ジャーメル・チャーロ (C) アルゼンチンの旗 ブライアン・カスターニョ (C) 判定1-1 12R - Note 1
ライト級 130 lbs. アメリカ合衆国の旗 ロランド・ロメロ (C) スウェーデンの旗 アンソニー・イギット TKO 7R 1:54 Note 2
ミドル級 160 lbs. ウルグアイの旗 アミルカー・ヴィダル アメリカ合衆国の旗 イマヌエル・アリーム 判定2-0 10R -

^Note 1 WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーウェルター級王座統一戦
リングマガジン世界スーパーウェルター級タイトルマッチ

^Note 2 WBA世界ライト級暫定王座タイトルマッチ(イギットが大幅な体重超過のため、イギットが勝つとタイトル移動は無しでロメロが勝てば防衛)

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 双子のチャーロ兄弟が同時世界戦に勝利 ネリ、カシメロも勝つ”. AFPBB News (2020年9月27日). 2020年10月6日閲覧。
  2. ^ Manouk Akopyan”. Manouk Akopyan (2021年2月13日). 2021年2月15日閲覧。
  3. ^ Jermell Charlo-Brian Castano Title Unification Fight Announced For July 17 On Showtime”. BoxingScene.com. 2021年4月16日閲覧。
  4. ^ チャーロ弟がS・ウェルター級4団体統一戦 デービスは3階級制覇挑戦 Boxing News(ボクシングニュース)2021年6月16日
  5. ^ Charlo vs. Castano Tripleheader Lands in AT&T Center, San Antonio”. BoxingScene.com. 2021年6月16日閲覧。
  6. ^ S・ウェルター級4冠統一戦 チャーロ弟vs.カスターニョあすゴング Boxing News(ボクシングニュース)2021年7月17日
  7. ^ チャーロ弟vs.カスターニョは熱戦ドロー S・ウェルター級4団体統一ならず Boxing News(ボクシングニュース)2021年7月18日
  8. ^ https://twitter.com/mikecoppinger/status/1416769733093900296”. Twitter. 2021年7月22日閲覧。

外部リンク[編集]


先代
ジョシュ・テイラー 対 ホセ・カルロス・ラミレス戦
ボクシング世界4団体王座統一戦
2021年7月17日
次代
サウル・アルバレス 対 カレブ・プラント戦