ジャン・ド・ベタンクール

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後世に描かれたベタンクール像

ジャン・ド・ベタンクールJean de Béthencourt, 1360年頃 - 1425年)は、フランスの探検家。カナリア諸島を探検し、北側のランサローテ島に初めて降り立った。彼はフエルテベントゥラ島エル・イエロ島を攻略し、彼に援助をしていたカスティーリャエンリケ3世により、カナリア王の称号を受けた。

1402年5月1日、ラ・ロシェル港から280名の乗員(ほとんどがガスコーニュ人かノルマンディー人)とともに出航。探検を記した本『ル・カナリエン』によると、その中には、初期のカスティーリャによるカナリア諸島探検で捕らえられ洗礼を受けた、2人のカナリア諸島人でフランチェスコ会派僧がいた。ベタンクールがカディスに到着し、数週間滞在する間に彼の乗員らの多くが脱走し、最後には53名しかいなかったという。

この時から、ベタンクールという姓はカナリア諸島人やカナリア諸島出身の先祖を持つ人々の中によくある名前となった。彼自身には子供がなかったので、彼の後を継いだ甥マチオ・ド・ベタンクールの子孫に倣ったものと推測される。

フエルテベンチュラ島の都市ベタンキュリアは、ベタンクールの名にちなんだ名である。


ル・カナリエンより、1402年に出航する船