サンオ型潜水艦

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概要
名前: 正式名称不明
運用: 朝鮮人民軍偵察局?
前級 : ユーゴ型
次級: 25t級の浸透用潜水艦?
費用: 不明
建造期間: 1980年代後半?(少なくとも1995年) - 不明(1997年?)
就役期間: 1980年代? – 現在?
所属期間: 1980年代? – 現在?
完工: 20〜32?
現役: 20〜32?
損失: 1
引退: 1
仕様諸元
排水量

浮上時: 256 t

潜水時: 277 t
全長: 35.5 m
全幅: 3.8 m
喫水: 3.7 m
機関:

電動機 1基

ディーゼルエンジン 1基
速力:

水上: 7.6 ノット
シュノーケル時: 7.2 ノット

潜水: 8.8 ノット
航続距離:

行動半径:250海里

最大潜航距離:40海里
試験深度: 150m
総員: 19人 (さらに水中工作員6人)
兵装: 533 mm 発射管 - 2門または4門(予備魚雷は無)
電子戦装備:

捜索レーダー

パッシブソナー

サンオ型潜水艦SSC SANG-O CLASS(サンオがたせんすいかん)は北朝鮮が開発・運用する全長35mの小型通常動力型潜水艦(資料によっては潜水艇とも)。約40隻程度、保有されているとされる。「サンオ」(상어 Sang-O/Sang-Eo)は朝鮮語でを意味する。

性能[編集]

ユーゴ型潜水艇と同様に、沿岸域での哨戒、工作員の潜搬入・回収、情報収集を主任務とする。航洋性は低く、2〜3日程度の航海が限度であるが、ユーゴ型と異なりベッドや便所があったため、ある程度長期間(10日程度)の航海も考慮されているようである。機密保持用に自爆装置が備え付けられているが、後述の浸透時にはうまく作動せず、多くの機密情報が韓国側に渡っている。

武装として艦首に2門か4門の魚雷発射管を装備しているが、予備魚雷用のスペースは無く、水中で工作員を放出するためのハッチが追加されていた。若干の物資と6〜10名程度の工作員を輸送可能。工作員輸送専用に改造したものを「P-4」と呼称するという。

運用[編集]

北朝鮮北東沿岸の咸鏡北道清津市に重点的に配備され、韓国への工作員の放出・回収を行なっていると考えられる。1996年には韓国潜入中のサンオ型1隻が事故で座礁し、韓国軍に鹵獲されている(江陵浸透事件)。その際の艦は現在、江原道江陵市安仁津里海岸に展示されている。

このほか、2004年1月に2隻のサンオ型が韓国領海に侵入し、数日にわたって活動(情報収集か)したことが発表されている。

参考文献[編集]

  • 世界の艦船 増刊第73集(通巻第657集) 世界の海軍 2006-2007』 海人社、2006年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]