ヨノ型潜水艇

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艦級概観
名前: 正式名称不明
建造: 不明(朝鮮民主主義人民共和国の旗北朝鮮?)
運用: イラン海軍朝鮮人民軍海軍?
前級 : サンオ型潜水艦?
費用: 不明
建造期間: 1990年代後半? - 現在?
就役期間: 2000年代? – 現在
所属期間: 2000年代? – 現在
完工: 5隻(イラン海軍、さらに北朝鮮が約10隻?)
現役: 5隻(イラン海軍、さらに北朝鮮が約10隻?)
起工済: 1隻(イラン国内、さらに北朝鮮が建造中?)
仕様諸元
排水量 110~130t
潜水時(少なくとも潜水時は123 t[1]。)
全長: 29.0 m
全幅: 9.9 m
喫水: 2.5 m
機関:

電動機 1基

ディーゼルエンジン 1基
速力:

水上: 11 ノット

潜水: 8 ノット
総員: 32人
兵装: 533 mm 魚雷発射管 - 2門
電子戦装備:

捜索レーダー

ソナー

ヨノ型潜水艇、もしくはヨンオ級潜水艇(SSM YONO CLASS)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が建造しているとされ[1]イラン・北朝鮮が保有する特殊潜水艇である。ヨノ(연어)とは朝鮮語での意味。そのため、日本語に訳された際にサーモン型潜水艇、もしくはサケ型潜水艇[2]とも呼称される。

性能[編集]

北朝鮮が新型の特殊潜水艇として約10隻保有するとされる。近年に輸出用として建造され[3]、夜間暗視装置など各種高性能装備を備え、船体はステルス性を高める特殊構造をしているとされる。

船体の大きさはサンオ型潜水艦ユーゴ型潜水艇の中間にあたる。北朝鮮では軍事諜報任務を担当する偵察局に属していると考えられており、工作員の潜搬入任務などの使用が推測される。

運用[編集]

2010年3月26日韓国海軍コルベット天安」(PCC-772)が沈没した事件について、韓国海軍は原因を北朝鮮製CHT-02D重魚雷(長魚雷)による攻撃と断定したが[2]、さらにヨノ型潜水艇がCHT-02D重魚雷を発射した可能性があるとの見解を韓国の調査団は同年5月20日に発表している[4][3]

ヨノ型潜水艇はイランカディル型潜水艇(en)として3隻輸出された事例がある[5]。ただし、イランはカディル型を国産開発としており、進水式の写真を公開していることから、ライセンス生産の可能性がある[6]。なおカディル型の内部映像は数年前に公開されており、計器のグラスコックピット化など各種機器の近代化が伺える[5][7]。同型であるヨノ型潜水艇も同様の装備がなされている可能性がある[5]

参考資料[編集]

  1. ^ a b 「世界の海軍2010-2011」『世界の艦船2010年4月号増刊 第723集 海人社
  2. ^ a b “潜水艦が迂回潜入…近接魚雷攻撃” - デイリーNK
  3. ^ a b 哨戒艦沈没:北はどのように侵入・攻撃したのか(上) - 朝鮮日報
  4. ^ 天安沈没に関する韓国調査団発表資料の英訳 - 英国BBC
  5. ^ a b c 哨戒艦沈没:北はどのように侵入・攻撃したのか(下) - 朝鮮日報
  6. ^ - Yono Class / Ghadir Class Midget Submarine - Globalsecurity
  7. ^ inside ghadir submarine カディル型の内部映像 - Youtube

関連項目[編集]