コオラウ山脈

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コオラウ山脈(Koʻolau Range)は、アメリカ合衆国ハワイ諸島オアフ島の東側あるいは風上側にある山脈で、楯状火山が断片的に残ったものである。最高峰はプウ・コナフアヌイ山Pu‘u Konahuanui:960m)である。

コオラウ山脈は、元々はコオラウ火山という一つの山として形成されたものの一部が残ったものであり、その意味では通常の山地とは少し異なる(「コオラウ」(koʻolau)とは、ハワイ語で「風上」を意味し、その語源はトケラウといった地名と同様である)。元々のコオラウ火山は、先史時代にカルデラ頂上の大部分を含む東半分全体が太平洋の中へ崩落し、残った西半分がコオラウ山脈となった。崩れ去った古代火山は、オアフ島の北東に向かって海底の上に約160kmにわたり散らばった巨大な残骸として横たわっている。現代のコオラウ山脈はオアフ島の風上側の海岸となっており、風下側の沿岸都市ホノルルの背後にそびえている。ホノルルの住宅地の大部分は、コオラウ山脈の風下側の斜面や谷に作られている。

コオラウ火山が最初に海底から噴火したのは250万年以上前と考えられている。当初は海底火山であったが、その後海面に達して、170万年前に休火山となるまで成長を続けたと考えられている。その後、火山は数十万年にわたって休眠を続け、その間に当初は滑らかだった楯状火山の斜面は侵食によって削り取られ、さらに山全体がかなり沈下した。コオラウ火山の最高地点はもしかすると3000mを越えていたかもしれないが、今日では最高峰のPuʻu Konahuanuiの頂上でさえ僅か960mの高さである。

数十万年の休眠期間の後、コオラウ火山は再び噴火を始めた。過去50万年くらいの間に13回程度の噴火があり、それによってダイヤモンド・ヘッドハナウマ湾ココ・ヘッドパンチボウルタンタラス山ソルト・レイクなど、今日オアフ島東部地域のランドマークとなっている地形の多くが作られた。地質学者たちの間でも、これら最近の噴火の時期については合意できていない部分がある。32,000年前という説もある一方で、10,000年前という説もある。地質学者たちは、コオラウ火山が再度噴火する可能性は微々たるものだが、可能性ゼロではないと考えている。

写真[編集]

座標: 北緯21度27分 西経157度54分 / 北緯21.450度 西経157.900度 / 21.450; -157.900