ダイヤモンドヘッド

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ダイヤモンドヘッド
Starr 070402-6230 Prosopis pallida.jpg
標高 232 m
所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ハワイ州 オアフ島
位置 北緯21度15分35.0秒
西経157度48分42.3秒
山系 ハワイ諸島
種類 タフリング
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ダイヤモンドヘッドDiamond Head)は、アメリカ合衆国ハワイ諸島オアフ島にある火山火山活動で噴出した火山砕屑物が火口の周囲に積もり丘を形成した火山砕屑丘である。

概要[編集]

ハワイ先住民は「マグロの額」という意味でハワイ語で「レアヒ」(Lēʻahi)と呼んでいる。19世紀イギリスの水夫たちがこの山を登った時、火口付近の方解石の結晶をダイヤモンドと間違え「ダイヤモンドヘッド」と名付けたといわれる。

20世紀に入り、海を一望できるダイヤモンドヘッドはオアフ島の沿岸防衛に理想的な場所とされ、1904年に連邦政府に買い上げられたのち、1908年から1943年まで大砲の砲台などが据え置かれ、軍事要塞と化していった。結局1度も使われないまま現在に至るが、ダイヤモンドヘッド頂上まで通る道やトンネルは、この際に作られた資材運搬等の登山道を利用したものである。

周辺は住宅地で、公営バスTheBus」の停留所も設けられている。山体はアメリカ合衆国の州記念物だが、一部は政府のアンテナ基地が設営されているため非公開である。火口の内側の駐車場から山頂へは約1kmの道のりであり、往復1時間から2時間程度である。登山路は未舗装であり、狭くて急な階段やトンネルがあるため、サンダル履きなどは適さない。

どのようにして形成されたか[編集]

(以下はハワイ州政府が登山口で配布しているパンフレットを引用)

 際立って目立つ海側の山頂、深く浸食された山肌そして卵型の噴火口はレアヒ(マグロの額とハワイ人が呼んだこの山の名称)の非常に活発な地質学的活動の歴史を示しています。オアフ島の形成は約250万年前から400万年前に起こった二つの火山の噴火によるものです。その後長期の浸食が続いた後に火山のなごりとしてコオラルとワイアナエ山系が残りました。

 その後約130万年にわたる火山活動の休止の後にコオラル山系の南東の端が噴火しましたが、海中で起こったためにマグマが水と水蒸気により灰と微粒子になりました。空気中に吹き上げられた微粒子が結合して凝灰岩となり、レヒア(ダイヤモンド・ヘッド)の火口丘を形成したのです。

 ダイヤモンド・ヘッドは約30万年前に起こったただ一度の短期間の噴火によって形成されたと考えられています。広い受皿型の噴火口は350エーカー(1.4平方キロ)の広さにわたり、その横幅は深さより大きいのです。外輪山の南西部が最高頂となっています。その理由は噴火中に風によって灰がその方向に吹きつけられたからです。噴火の後、火口の外壁は風雨や打ち寄せる波により浸食され、風化されました。現在はサンゴ礁が噴火口の海に面した斜面を浸食から守っています。

 現在、ダイヤモンド・ヘッドはハワイで特に有名で最も写真に撮影される名所になっています。

 凝灰岩により形成された火口丘として独特な浸食の型を示す優れた一例として1968年に国の自然史跡に指定されました。   


頂上付近ルートの改善

登山ルートの頂上付近は、2010年ごろ改修改善されていて、トンネルを出たところから、急階段やラセン階段を使わず、山地肌斜面に緩やかな階段が付けられています。このため、子供やシニアも楽々登れます。どちらのルートも利用できます。

外部リンク[編集]