オラシオ・グティエレス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

オラシオ・グティエレスHoracio Gutiérrez, 1948年 ハバナ – )は、ヴィルトゥオーゾの誉れ高いキューバ出身のピアニスト

家族に連れられ13歳で渡米し、ロサンジェルスセルゲイ・タルノフスキーに、後にジュリアード音楽学校に進学してアデール・マーカスに師事。タルノフスキーはウラジミール・ホロヴィッツの旧師であり、マーカスは伝説のピアニスト、ヨゼフ・レヴィーンの門人だった。その後は、カール・フリードベルクの門人ウィリアム・マセロスに師事している(フリートベルク自身がクララ・シューマンブラームスの門下であった)。

1966年に、名高い「ヤング・ピープルズ・コンサート」でレナード・バーンスタインと共演して、アメリカのテレビ番組に初めて出演し、ムソルグスキーの《展覧会の絵》を弾いた[1]

1967年より市民権を得てアメリカ合衆国帰化し、同じマセロス門下のパトリシア・アッシャーと結婚して、アメリカを生活と活動の拠点としている。1970年チャイコフスキー国際コンクールで銀メダルを獲得してから間もなく、あらゆる主要な演奏会で演奏し、世界中で旋風を捲き起こした。これまでに共演した指揮者に、ヨーゼフ・クリップスユージン・オーマンディエーリヒ・ラインスドルフユーリ・アーロノヴィチクラウス・テンシュテットムスティスラフ・ロストロポーヴィチアンドレ・プレヴィンズービン・メータロリン・マゼール小澤征爾ウラジミール・アシュケナージダニエル・バレンボイムクルト・マズアジェームズ・レヴァインゲンナジー・ロジェストヴェンスキークリストフ・エッシェンバッハアンドルー・デイヴィスデイヴィッド・ジンマンジェラルド・シュワルツアンドルー・リットンワレリー・ゲルギエフらがいる。

グティエレスは、ロマン派的な奔放さと古典的な均斉感とを珍しく融合させた演奏で知られており、多くのピアノ愛好家から、20世紀後半で最大のピアニストの一人と看做されている。

ニューヨークのマンハッタン音楽学校の教員でもある。

註記[編集]

外部リンク[編集]