ウェルウィッチア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| ウェルウィッチア (新エングラー体系) |
|||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ウェルウィッチア
|
|||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||
| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Welwitschia mirabilis Hook.f. | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| サバクオモト(砂漠万年青) |
ウェルウィッチア(学名:Welwitschia mirabilis)は、ウェルウィッチア科ウェルウィッチア属に属する一属一種の裸子植物で、グネツム類に属する。日本の和名はサバクオモトで、多肉植物としては奇想天外の園芸上の名を持つ。「世界で最も醜い植物」の第四位にも選ばれている[1]。
1859年9月3日に、オーストリアの探検家フリードリヒ・ヴェルヴィッチュ(ウェルウィッチとも、Friedrich Welwitsch、1806年-1872年)によってアンゴラの砂漠で発見され、ジョセフ・ダルトン・フッカーにより彼の名を取って属名が設けられた。最初の学名はヴェルヴィッチュとほぼ同時にこの植物を発見したイギリスの画家・探検家トーマス・ベインズ(Thomas Baines)にちなんだW. bainesiiだったが、1975年に「驚異の」を意味する現在の種小名に変更された。なお、ヴェルヴィッチュ自身は現地の言葉で「切り株」を意味するThumboa bainesiiの学名を与えていた。
アンゴラ、ナミブ砂漠に群生する。短い茎から、生涯2枚だけの葉を伸ばし続ける。葉は裂けやすく、一見何枚もあるように見える。葉先はささくれ、次第に分解するが、葉の基部に分裂組織があり、どんどん伸び続ける。このように永続的に成長する葉は陸上植物全体で見ても例が少なく、また、葉の基部で成長を続ける型は他に例がない。ただし褐藻類のコンブ類の成長がほぼ同じ型である。
茎の先端から細かい枝を出し、花序をつける。雌雄異株。雌花は他の裸子植物の雌花の多くにも見られる松かさ状である。種子は翼を持ち、風で散布される。
葉の気孔から大気中の湿気を吸収し、長さ3m~10mにも達する根によって地下水を吸い上げる。寿命は数百年から2000年と言われる。希少植物であることから、ナミビアでは厳重に管理されている。
なお、日本国内では植物学的な特徴などから関心が高まってきており、2004年8月18日には京都市左京区の京都府立植物園の温室から鉢2株が盗まれるという事態まで起こった。
[編集] Status
本種はワシントン条約の附属書II類に指定されている。
[編集] 外部リンク