イン・ユーテロ
| 『イン・ユーテロ』 | ||||
|---|---|---|---|---|
| ニルヴァーナ の スタジオ・アルバム | ||||
| リリース | 1993年9月21日 | |||
| 録音 | 1993年2月 |
|||
| ジャンル | グランジ | |||
| 時間 | 41 分 11 秒 | |||
| レーベル | ゲフィン Geffen |
|||
| プロデュース | スティーヴ・アルビニ | |||
| ニルヴァーナ 年表 | ||||
|
||||
イン・ユーテロ(In Utero)は、1993年に発売されたニルヴァーナのアルバム。アルバム・タイトルは、直訳すると「子宮内」である。
目次 |
経緯 [編集]
3rd(メジャー2nd)アルバム。前作『ネヴァーマインド』の大成功を受け、バンドの意向によりアンダーグラウンドへの回帰をテーマに作られた。プロデューサーにはスティーヴ・アルビニを起用、楽曲も『ネヴァーマインド』のメジャー志向からより暗く、カートの内面に切り込んだ内容となった。レコーディングにかかった費用は24000ドル。要した期間はたったの1週間という短期間であった。
また、発売直前になってバンドがアルビニのミックスにリミックスを施して「レコード会社からの圧力」が囁かれたり、『レイプ・ミー』がフェミニスト団体から「不謹慎である」として訴えられるなど、図らずもあらゆる面で「問題作」になってしまったアルバムである。
「Heart-Shaped Box」「All Apologies」の2曲ははメンバーの意向によりスコット・リットがミックスを担当している。
アメリカでは量販店向けに「Rape Me」を「Waif Me」に表記を変更し、バック・カバーのデザインを中央部を拡大した検閲バージョンが発売された。同時に収録曲中「Pennyroyal Tea」は、スコット・リットによるシングル・ミックスに差し替えられている。
影響と評価 [編集]
前作『ネヴァーマインド』の成功で一躍トップバンドの仲間入りを果たしたバンドが、アンダーグラウンドへの回帰を掲げた意欲作である。特に、カートの意向が強く反映されており、サウンドはより暗くなった世界観を受けて、ヘヴィで低音を重視したものになった。サウンド・デザインに関しては、「インディーの鬼才」と呼ばれたアルビニの貢献が大きい。特に、このアルバムでのドラムの録音は伝説に近くなっており、リスナーの期待を良くも悪くも裏切りセールス的には前作ほどは振るわなかったアルバム自体に対して、アルビニの名声は一気に高まった。
発売当初は、前作と同路線を期待するリスナーからの拒否反応もあったが、実際には『ネヴァーマインド』のニルヴァーナの姿こそが作られたものであり、こちらの方がより本来の姿に近いといえよう。[要出典]
また、オープニング・ナンバーの「Serve the Servants」は最初の音が不協和音であったり、「Very Ape」の狂気染みたハウリングから「ノイズと言う名の芸術」と言う異称を持つアルバムでもある。[要出典]
結果的に、ニルヴァーナの最後のオリジナルアルバムとなってしまい、ニルヴァーナを語る上で欠かせない作品となっている。
『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』に於いて、435位にランクイン[1]。
収録曲 [編集]
- 特に断りがない場合、クレジットはCobain
- サーヴ・ザ・サーヴァンツ"Serve the Servants" - 3:34
- セントレス・アプレンティス"Scentless Apprentice" (Cobain/Grohl/Novoselic) - 3:47
- ハート・シェイプト・ボックス"Heart-Shaped Box" - 4:39
- レイプ・ミー"Rape Me" - 2:49
- フランシス・ファーマー・ウィル・ハヴ・ハー・リヴェンジ・オン・シアトル"Frances Farmer Will Have Her Revenge on Seattle" - 4:07
- ダム"Dumb" - 2:29
- ヴェリー・エイプ"Very Ape" - 1:55
- ミルク・イット"Milk It" - 3:52
- ペニーロイヤル・ティー"Pennyroyal Tea" - 3:36
- ラジオ・フレンドリー・ユニット・シフター"Radio Friendly Unit Shifter" - 4:49
- トーレッツ"tourette's" - 1:33
- オール・アポロジーズ"All Apologies" - 3:50
- ギャロンズ・オブ・ラビング・アルコール・フロー・スルー・ザ・ストリップ"Gallons of Rubbing Alcohol Flow Through the Strip" (Cobain/Grohl/Novoselic) - 27:45(北米を除くインターナショナル盤のみのボーナス・トラック)
カバー [編集]
ジャズ・ミュージシャンのハービー・ハンコックは、アルバム『ザ・ニュー・スタンダード』で「All Apologies」をカバーした。
脚注 [編集]
|
|||||||||||||||||||||||