インド情報技術大学

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インド情報技術大学 (The International Institute of Information Technology IIITあるいはIndia Institue of Information Technology、Indian Institute of Information Technology and Managementなど) は、学術的かつ実践的な情報技術とその関連分野の高等教育を目標として設立されたインド準大学で、2007年2月現在、インド国内に7校ある。略称はIIITの後に地域名をハイフンで入れるケースが多い。

  • Indian Institute of Information Technology, Allahabad (IIIT-A)
  • Indian Institute of Information Technology Design & Manufacturing, Jabalpur (IIITDM-J)
  • International Institute of Information Technology - Bangalore (IIIT-B)
  • Indian Institute of Information Technology and Management, Gwalior
  • International Institute of Information Technology, Hyderabad (IIIT-H)
  • Indian Institute of Information Technology and Management, Kerala (IIITM-K)
  • International Institute of Information Technology, Pune

例えば、インド南部アーンドラ・プラデーシュ州ハイデラバードに設立された情報技術大学ハイデラバード校(IIIT-H)は、1998年に、州政府からの助成を受け設立されたが、自治体の独立経営であり、カリキュラムは、学術的なIT研究プロジェクトをはじめとして、産業界との日々の交流、起業準備など、広範囲にわたっている。

インドでは従来、大学はすべて国立大学か州立大学だったが、1990年代から、大学助成委員会(University Grants Commission)が 一定の基準を満たした教育・研究機関に準大学(Deemed University)という地位を与え、カリキュラムに独自性を持たせることを認めており、IIIT-Hもこの準大学である。

学部(undergraduate level)から研究に力をいれている点で、教養課程があるインド工科大学(Indian Institute of Technology)などとの差別化を図っている。研究テーマのなかでも、自然言語処理(Natural Language Processing)、コンピューターヴィジョン・グラフィックス(Computer Vision/Computer Graphics), 超大規模集積回路(VLSI and Communication),データベース(Databases), Roboticsなどに力を入れていることで有名である。

特にハイデラバードは、近郊にマイクロソフト、オラクル、モトローラ、GEキャピタルなどの企業群が集中するハイテクシティ(HITEC CITY)があるという抜群の立地条件をいかし、アカデミックな要素と実際の企業の強みを融合することに成功している。

また、インド北部ウッタル・プラデーシュ州にあるイラーハーバード校 (IIIT-A) は1999年に設立され、2000年に準大学に認定され、独自の校章を作り、試験を実施して学位を授けることができるようになっている。

インド中部マディヤ・プラデシュ州ジャバルプールにあるインド情報技術大学では、特に工業技術の実践教育に力をいれており、工業製品の設計・製造におけるさまざまな問題に対処できるような技術者養成を第一の教育目的としている。 

概要[編集]

インド政府は、国内の20の州に分校を2011年度までに新設する計画を立てている。総予算は370億ルピー(約925億円)。国内で人材不足が深刻化しているIT技術者や、専門的な業務委託を担う労働力を全国規模で育成するのが狙い。各大学では学部生1000人と大学院生が1000人の計2000人を定員とする予定。07年度から年に4校のペースで開校していく計画を立てており、各校に教授陣は約200名、300名前後の補助教員や研究員が割り当てられる予定。計画通りにいけば、年に8000人の技術者が誕生することになる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]