イリドウイルス科

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イリドウイルス科(Family Iridoviridae)とは直径125~300nmの正二十面体構造のカプシドを持ち、線状の2本鎖DNAゲノムとするDNAウイルスの一科。イリドウイルス科の多くのウイルス種はエンベロープを持たないが、いくつかのウイルス種はエンベロープを持つ。なお、脊椎動物に感染するイリドウイルス科のウイルスのエンベロープは感染に必須のものではない。ウイルスの核酸の合成は宿主細胞の核内で行われ、ウイルス粒子の組み立ては細胞質内で行われる。細胞質内封入体を形成する。アスファウイルス科アフリカ豚コレラウイルスはかつてはイリドウイルス科に分類されていた。

分類[編集]

  • Genus Ranavirus
    • カエルウイルス3(frog virus 3)
    • 流行性造血器壊死ウイルス(epizootic haematopoietic necrosis virus)
    • ヨーロッパナマズウイルス(European catfish virus)
  • Genus Lymphocystivirus
    • ヒラメリンホシスチス病ウイルス(lymphocystis disease virus 1)
    • コガレイリンホシスチス病ウイルス(lymphocystis disease virus 2)
  • Genus Megalocytivirus
    • 伝染性脾臓腎臓壊死ウイルス(infectious spleen and kidney necrosis virus)

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104
  • 鹿江雅光、新城敏晴、高橋英司、田淵清、原澤亮編 『最新家畜微生物学』 朝倉書店 1998年 ISBN 4254460198
  • 見上彪監修 『獣医感染症カラーアトラス』 文永堂出版 2006年 ISBN 4830032030