アモン・デュール

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アモン・デュール
基本情報
別名 アモン・デュールI
出身地 西ドイツの旗 西ドイツ
バイエルン州ミュンヘン
ジャンル クラウト・ロック
サイケデリック・ロック
活動期間 1967年 - 1971年
1980年 - 1989年

アモン・デュールAmon Düül)は、1967年ドイツ(当時は西ドイツ)のバイエルン州ミュンヘンで生まれた政治・芸術コミューンである。アモン・デュールとは、エジプトの太陽神アモンと、トルコ語の概念デュールを組み合わせて作られた合成語である。

かれらは共同生活を行い、学生運動のデモやハプニングイベント)に帯同して独特のフリー・ミュージックを演奏することで有名になった。かれらにとって至上価値は「自由」であり、技術や才能は二の次だった。しかし1968年9月のロック・フェスティバル「エッセン・ソングターゲ」に出演する直前、プロミュージシャン指向のクリス・カラーほかが離脱し、あらたにアモン・デュールIIを結成した。ふたつのグループは分裂後も交流を続け、アルバム制作などで協力している。

1968年の秋にセッションを行い、その録音テープをもとに翌年1stアルバム『サイケデリック・アンダーグラウンド』を発表した。ベルリンの悪名高い左翼グループ「コムーネ1」のメンバーが参加したことで、西ドイツではスキャンダラスな話題にもなった。音楽的には部族的なドラム群、意味不明の叫び声、エフェクト処理されたギターとバイオリンの騒音であり、電子音楽のイメージが強いクラウト・ロックの中では特異な位置を占めている。

のちにアモン・デュールIIのほうが有名になったため、オリジナルのアモン・デュールは自ら名乗ったわけではないが、便宜的に「I」をつけてアモン・デュールIと呼ばれることが多い。

作品[編集]

※1st、2nd、4th、5thは同じセッションの録音テープをもとにしたものである。

  1. サイケデリック・アンダーグラウンド - Psychedelic Underground (1969年)
    • 初リリース時のタイトルは『アモン・デュール』。別のレコード会社から『恋歌』のタイトルでもリリースされている。
  2. 崩壊 - Collapsing / Singvögel Rückwärts & Co. (1969年)
  3. 楽園に向かうデュール - Para Dieswärts Düül (1970年)
  4. ディザスター - Disaster - Lüüd Noma (1971年)
  5. エクスペリメンテ - Experimente (1983年)