アビー・リンカーン

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アビー・リンカーン
アビー・リンカーン 1992年、フランスでのコンサート
アビー・リンカーン 1992年、フランスでのコンサート
基本情報
出生名 Anna Marie Wooldridge
出生 1930年8月6日
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ
死没 2010年8月14日
ジャンル ジャズ
職業 歌手俳優
活動期間 1956年 - 2007年
レーベル リバーサイド・レコード
エンヤ・レコード
ヴァーヴ・レコード
共同作業者 マックス・ローチ

アビー・リンカーンAbbey Lincoln1930年8月6日 - 2010年8月14日)は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のジャズボーカリスト女優。本名Anna Marie Wooldridge。ビリー・ホリデイを敬愛し、しばしばビリーの後継者と評価される。

来歴[編集]

1951年、カリフォルニア州に移って歌手活動を開始。一旦ハワイ州に渡った後、カリフォルニア州に戻る。キャビー・リーという芸名を使っていたこともあるが、1956年、エイブラハム・リンカーンにあやかってアビー・リンカーンと名乗り、リバティ・レコードからデビューする。同年、映画『女はそれを我慢できない』に出演。

1957年リバーサイド・レコードに移籍。アルバム『ザッツ・ヒム!』は、ソニー・ロリンズポール・チェンバースなどの敏腕プレイヤーに支えられて作られたが、とりわけ、ドラマーマックス・ローチと出会ったことは大きい。アビーは、人種差別に対して徹底的に立ち向かうマックスの姿勢に共感した。

1959年には、代表作の一つ『アビー・イズ・ブルー』発表。収録曲の「アフロ・ブルー」はアフリカ民謡の改作で、アビーの歌が話題となり、後にジョン・コルトレーンダイアン・リーヴスなどが取り上げるスタンダード・ナンバーとなった。

1960年、マックス・ローチのアルバム『ウィ・インシスト』に参加。この時の録音メンバーは、アビーの『ストレート・アヘッド』にも参加した。そして、1962年にマックスと結婚。それからはマックスを支えつつ、女優としても活動するが、1970年に離婚。

1970年代〜1980年代は活動が停滞するが、1990年代には再び積極的にアルバムを発表するようになった。また、1990年には映画『モ'・ベター・ブルース』(監督:スパイク・リー)に脇役として出演。

1991年、スタン・ゲッツとの共演盤『ユー・ガッタ・ペイ・ザ・バンド』発表。しかし、アルバムが話題となった頃には既に、スタンは他界していた。『タートルズ・ドリーム』(1994年)ではパット・メセニーが参加した。

2010年8月14日、ニューヨークマンハッタンで死去。80歳没[1]

ディスコグラフィー[編集]

  • Abbey Lincoln's Affair: A Story of a Girl in Love(1956年)
  • That's Him!(1957年)
  • It's Magic(1958年)
  • Abbey Is Blue(1959年)
  • Straight Ahead(1961年)
  • People in Me(1973年)
  • Painted Lady(1980年)
  • Golden Lady(1980年)
  • Talking to the Sun(1983年)
  • Abbey Sings Billie, Vol. 1 & 2(1987年)
  • The World Is Falling Down(1990年)
  • You Gotta Pay the Band(1991年) - スタン・ゲッツとの連名
  • Devil's Got Your Tongue(1992年)
  • When There is Love(1992年)
  • A Turtle's Dream(1994年)
  • Painted Lady(1995年) - アーチー・シェップとの連名
  • Who Used to Dance(1996年)
  • Wholly Earth(1999年)
  • Over the Years(2000年)
  • It's Me(2003年)
  • Abbey Sings Abbey(2007年)

出演映画[編集]

  • The Girl Can't Help It(1956年)
  • Nothing But a Man(1964年)
  • For Love Of Ivy(1968年)
  • Mo' Better Blues(1990年)

脚注[編集]

外部リンク[編集]