アデヤッコ

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アデヤッコ
Blaukopf-Kaiserfisch (Pomacanthus xantometopon) 01.jpg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : スズキ亜目 Percoidei
: キンチャクダイ科 Pomacanthidae
: サザナミヤッコPomacanthus
: アデヤッコ P. xanthometopon
学名
Pomacanthus xanthometopon

アデヤッコ(学名:Pomacanthus xanthometopon)は、スズキ目スズキ亜目キンチャクダイ科に属する

形態[編集]

全長約25cm。

幼魚と成魚とでは、まるで別種のように色彩や模様が違う。幼魚は濃紺の地に白い縞がさざなみのような模様が入る。成魚は名前のとおり艶やかで美しい。

体色は黄色と青が複雑に入り乱れ、頭部は口まわりが濃い青、目のまわりが濃い黄色。背びれ後方の付け根あたりにはブルーのスポットが入る黒点がある。

良く似た種[編集]

良く似た種で幼魚期はロクセンヤッコ成魚はイナズマヤッコに似ている。

ロクセンヤッコの幼魚は本種の幼魚と模様や白線の入り方が似ている。しかし、本種は成長するにつれ、目の周囲が次第にオレンジ色になってくる。

イナズマヤッコはアデヤッコの成魚にそっくりで、一目では区別がつかない。 イナズマヤッコは口元が黄色で頭部上部から鰓、腹、尻びれ、尾の付け根にかけて、濃い青の模様がある。それ以外の体側、背びれ、尾は黄色である。ただし、この種は日本国内では見られない。

生態[編集]

サンゴ礁や岩礁域に生息する。日本では稀で沖縄でもあまり観察された記録が多くない。慶良間諸島、や八重山諸島の西表島で見られる程度。常に単独で行動する。岩の割れ目などに沿うように泳ぐ。警戒心が強くすぐ隠れようとする。比較的大型になるため、ほかの同種より、ボス的な地位が得られるため縄張り意識もかなり強い。

分布[編集]

西部太平洋からインド洋にかけて生息する。

日本では稀で沖縄でもあまり観察された記録が多くない。モルジブなどでは普通種でかなりの確率で出会える。幼魚はあまり観察されていない。現在、日本で観察記録があるのは鳩間島沖にあるバラス西カスミの根というポイントで数個体確認されている。

人間との関係[編集]

観賞魚として人気が高く、アデヤッコの和名よりも、「ブルーフェイス・エンゼル」の名前のほうがよく親しまれている。比較的大型になるので、新参者はしつこく追い回されることもある。気が強いが、丈夫なため初心者でも飼育できる。しかし、入荷数に限りがあるのかかなり高価である。最近、幼魚も入荷されるようになってきた。

関連項目[編集]